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トップ>英単語小話>手付金はhand money、頭金はhead money?
不動産で使う言葉に「手付金」や「頭金」という言葉があります。これを英語にすると何というか、わかるでしょうか?
「手付金」の場合、
bargain deposit や bargain money、あるいはfront money など、いろいろな表現がありますが、実は素直に「hand money」と訳した場合でも、りっぱに通じてしまうのです。
だからと言って、
イージーに「頭金」は head money で良いのかなと思って使ってみると、笑われたり「警察に行け」と皮肉られたりするので注意が必要です。
英語では、
head money は「敵や指名手配犯の首にかけた賞金」という意味で使われているからです。
不動産取引きの際などに、「頭金」の意味を表現したいのであれば、
a down payment とか key money
と言えば通じます。
また、不動産以外の場面で、例えば弁護士への手付金などの場合は、
a retaining fee
と呼ぶのが一般的のようです。
ちなみに、日本でいう「敷金」は、
家主に預けておくお金という意味合いなので a deposit のように考えがちですが、
アメリカでは
deposit は銀行に預金するときなどに使われる表現なのです。
「敷金」の場合は、
むしろ保証金という意味合いから a security と呼ぶことが多いようですね。
■参考:
deposit は、make a deposit として「預金する」という意味で使うことが多いですが、
時には、「保証金」と訳されて、ホテルやいろいろなサービスを利用する際、必要なカードなどを貸借する際に支払う「預かり金」のことを意味します。
使い捨て防止の観点から導入されたもので、一般に、発行元に返却するとその支払った額が払い戻されることになり、破損・紛失した場合には戻ってこないというケースが多いです。
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