トップ動 詞allow, permit, forgive

allow, permit, forgive「許す」違い、使い分け

今回は「受け取る」の同意語における、意味の違いや使い方/使い分けについてまとめてみました。

「許す」には「赦す」という漢字があり、「許可する」という意味もあるのはご存じの通りです。

わたしはあなたを許します・・、~するのが許可された・・・というような表現も時々は会話に顔を出しますので、今回はその復習をしました。

まず先に述べておきたいのが、allowpermit の持つ意味には大きな違いはないということ。しかし、わずかなニュアンスの違いはあるというのが調べた結果でした。

つまり、入門と初級レベルでは同じと考えて使っても、間違いではないレベルであり、中級以上のレベルではそのわずかなニュアンスの違いを理解して、使い分ける・・と考えた方が良いようです。

I am sorry


① allow : 人に何かの行為を許す

「人に何かの行為を許す」という意味を表す語です。
また、「仕方なくその状態を許しておく」という意味を表すときもあり、「~するのを容認している」というニュアンスとなります。

許すものとしては、アクセスの自由や行動など何かをすることの自由になります。ある状態を許しておくものとしては、可能性や余地、柔軟性、活性などがきます。

例文
I allow you to smoke here.
あなたがここで煙草を吸うのを許容する。

We don't allow access in the welding zone without a work permit.
作業許可証無しでは溶接区域には入れません。

 

② permit : 法律や規則によって許可する

法律や規則に基づいて「許可をする」という意味合いが強い語です。
文の主語には権威のある人や組織、機関などがくることが多いです。

まさに「~するのを許可する」というニュアンスになります。
allow に比べると堅くて公式的な雰囲気を示す語になります。

許可するものとしては、あるものの使用や分析、活動、場所への立ち入りなど。

例文
I permit you to go there.
わたしはあなたがそこへ行くのを許可します。

We must not permit access to the roof.
屋上に上がることを許可してはならない。

③ forgive : 過失や罪を許す

「許可する」という意味ではなく、「自分に対しての良くない行為や罪などを赦す」という意味合いの語になります。sin(罪)が目的語として代表的な名詞であり、あとは人を表す語がきて「その人を赦す」という意味で使われます。

重い罪を赦すような場合は forgive を、軽い失敗・ミスを赦すような場合は excuse を使うのが普通のようです。

例文
Please forgive me for stealing it.
それを盗んだのを赦して下さい。

Sometimes it's hard to forgive others who have harmed us.
自分を傷つけた他人を許すのは、むずかしいこともある。

トップP/接続詞/副 詞/動 詞/形容詞/名 詞/時 間/場 所/前置詞/その他


a:189722 t:2 y:4