英単語 正しい使い分けを勉強してすっきり英会話
トップ>動 詞>claim, demand, require
今回は「要求する」の同意語です。
意味の違いや使い方/使い分けについて整理しました。
「要求する」という意味を表す英単語は、ご存じの通り英語の中にはいくつもあります。
「claim」「demand」「require」「request」「ask for」がそうです。
この中のいくつかは違いが何となくわかりますが、やはり明確に違いを言いなさいと言われると・・、わたしは・・でした。あなたは大丈夫ですか?
初級の頃はあまりむずかしく考えずに、とにかく使い慣れた単語をいつも使っていましたが、さすがに中級になってくると正しく単語を使い分けて、ニュアンスをきちんと伝えたいと思うようになります。
また、単語が使い分けられているのを聞き取り、そのニュアンスを正確に汲み取りたいと思うようになります。
このように、中級になると別の意味で急に英語がむずかしく感じられるときもあり、そのことを気にし過ぎて延び延びと話せなくなる人もいるかも知れません。
わたしはあまりにも気にしすぎても会話が堅くなるので、相手に失礼にならないレベルで使い分けができるのなら、まずはOKかと思っています。
そういう意味では、単語の微妙な違いがわかるようになり、正しく使い分けができるようになると、いよいよ上級レベルになっていけるのだと思います。
公的機関などから一定の権利を行使して、経済的な支援などをしてもらうようなケースに、「要求する」という意味になります。
claim のあとの目的語には、
・補償金 compensation
・補償金 damage
・給付金 benefit
といった金銭的な補償を表す単語が多くきます。
それ以外は、claim right のように「法的権利」を要求する場合になります。
例文
He claimed the right to terminate the contract.
彼は、その契約を終了できる権利を主張しました。
demand は、強い態度で望む依頼であり、要求です。
要求の仕方がとても強硬な感じです。
「当然もらえる権利があるのだからよこせ!」というような断固たる態度を意味しています。
要求するものとしては、
・注意 attention
・金 money
に加え、
・人の解雇 resignation
・解放・釈放 release
・領土の返還 return
などです。
例文
I demand to know why you are here.
あなたが何でここにいるのか説明してもらおうか。
権利や職権によって公的に要求することで、「…が必要なので要求する」というニュアンスです。
例文
To operate the robot, batteries are required.
そのロボットを動かすには、バッテリーが必要です。
Depending on the country, men are required to serve in the military.
国によっては、男性に兵役が義務付けられています。
ask より形式ばった語で、改まったところでより丁寧に依頼や要請をすること。
例文
Active participation is requested in this class.
このクラスでは積極的な参加が求められています。
ask は一般的な「頼む」という意味で広く使われます。
他人の援助・忠告・情報などを「求める/要求する」という意味での最も口語的で一般的な表現です。
例文
What else can you ask for?
これ以上何を望む?
You were asking for it.
自業自得です。
I could not ask for more.
願ってもないことです
わかり易く簡単な例を上げるなら、
「友達に伝言を頼む」ならば ask
「弁護士に仕事を頼む」ならば request
「事故の賠償金を払うよう頼む」ならば demand
「スーツの着用を頼む(要求する)」ならば require
を選ぶのが良いでしょう。
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