英単語 正しい使い分けを勉強してすっきり英会話
今回は、とてもよく使う副詞で、「もう、まだ」の意味となる already, yet, still です。
わかり易い英単語なので、正しい使い方を理解していると思いますが、念のために復習をしてみました。
語源は、al (all, utterly) + ready で、「完了の強調」がもともとの意味。 ready を強調している。
肯定文では「もう~」とか「すでに~」という意味で使われます。
完了形、進行形、be動詞と一緒に使われ、通常は一般動詞の前に置かれ、be動詞の場合だけはうしろに置かれます。
ただし、
・She has finished reading the book already!
のように、文尾に置かれた場合は、
・彼女はもうその本を読み終えてしまった!
という驚きの気持を表すことになります。
また、次の例のように already を疑問文や否定の付加疑問文で使うと、予想した以上に早く起こった事に対して、意外性や驚きの感情を表すことになります。
「えっ、もう終わったの?」
例文 :
He has already found a good job.
彼はもういい仕事を見つけました。
Have you already been there?
あなたはもうそこにいったことがあるのですか?
Have you written the report already?
報告書をもう書いちゃったの?(早いね)
You haven't eaten already, haven't you?
まさか、もう食べてしまったんじゃないでしょうね。
yet は「今」という時間を強く意識させる語です。
already とは違って、「物事が完了している」という事実に焦点が当てられるのではなく、物事が完了している「ある時点」が強調されます。
なので yet には「ある時点で達成されているのが当然である」という感情を内部に含んでいます。
疑問文では (現時点では当然達成されているよね?)
否定文では (現時点で達成されていて当然なのに達成されていない)
というように、相手にその情報を求める場合に使われます。
例文 :
He has not found a good job yet.
彼はまだ良い仕事を見つけていません。
Have you finished your homework yet?
あなたはもう宿題を終わらせましたか?
Have you written the report yet?
(現時点で) あなたはもう報告書を書きましたか?
He hasn't written the report yet.
(現時点で) 書き終えていて当然の報告書をまだ書いてない。
原義は「静止」になります。
この意味を拡張して「以前の状態が続いている、静止状態」を意味します。
肯定文では「まだ」とか「依然として、相変わらず」という意味で使われます。
否定文では still not の語順で、「まだ~でない」という意味を表しますが、これは当初の予想を超えて長くその状態が続いていることを示し、意外性や驚きの感情を含んでいます。
その部分において yet とは使い方が異なっています。
また、疑問文で強く発音した場合には、「まだ~しているの?」という意外性や驚きの感情を表すことになります。
例文 :
I still love him.
彼を愛し続けている。
→ ずっと彼を愛している。(いまだに彼が好きなのです)
She still has not written the report.
彼女はまだ報告書を書いていない。
→ 書いていない状態が続いている(いまだに書いてないよ)
He still hasn't found a good job.
彼はまだ良い仕事を見つけていない。
Are you still here?
あなたはまだここにいたの?
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