トップ副 詞already, yet, still

already, yet, still「もう、まだ」の意味、違い

今回は、とてもよく使う副詞で、「もう、まだ」の意味となる already, yet, still です。

わかり易い英単語なので、正しい使い方を理解していると思いますが、念のために復習をしてみました。

もう、まだ

 

① already : もう

語源は、al (all, utterly) + ready で、「完了の強調」がもともとの意味。 ready を強調している。

肯定文では「もう~」とか「すでに~」という意味で使われます。
完了形、進行形、be動詞と一緒に使われ、通常は一般動詞の前に置かれ、be動詞の場合だけはうしろに置かれます。

ただし、
・She has finished reading the book already!

のように、文尾に置かれた場合は、
・彼女はもうその本を読み終えてしまった!

という驚きの気持を表すことになります。

また、次の例のように already を疑問文や否定の付加疑問文で使うと、予想した以上に早く起こった事に対して、意外性や驚きの感情を表すことになります。
「えっ、もう終わったの?」

例文 :
He has already found a good job.
彼はもういい仕事を見つけました。

Have you already been there?
あなたはもうそこにいったことがあるのですか?

Have you written the report already?
報告書をもう書いちゃったの?(早いね)

You haven't eaten already, haven't you?
まさか、もう食べてしまったんじゃないでしょうね。

 

② yet : もう(疑問文)、まだ(否定文)

yet は「」という時間を強く意識させる語です。

already とは違って、「物事が完了している」という事実に焦点が当てられるのではなく、物事が完了している「ある時点」が強調されます。

なので yet には「ある時点で達成されているのが当然である」という感情を内部に含んでいます。

疑問文では (現時点では当然達成されているよね?)
否定文では (現時点で達成されていて当然なのに達成されていない)

というように、相手にその情報を求める場合に使われます。

例文 :
He has not found a good job yet.
彼はまだ良い仕事を見つけていません。

Have you finished your homework yet?
あなたはもう宿題を終わらせましたか?

Have you written the report yet?
(現時点で) あなたはもう報告書を書きましたか?

He hasn't written the report yet.
(現時点で) 書き終えていて当然の報告書をまだ書いてない。
 

 

③ still : まだ、いまだに、相変わらず

原義は「静止」になります。

この意味を拡張して「以前の状態が続いている、静止状態」を意味します。
肯定文では「まだ」とか「依然として、相変わらず」という意味で使われます。

否定文では still not の語順で、「まだ~でない」という意味を表しますが、これは当初の予想を超えて長くその状態が続いていることを示し、意外性や驚きの感情を含んでいます。

その部分において yet とは使い方が異なっています。

また、疑問文で強く発音した場合には、「まだ~しているの?」という意外性や驚きの感情を表すことになります。

例文 :
I still love him.
彼を愛し続けている。

→ ずっと彼を愛している。(いまだに彼が好きなのです)

She still has not written the report.
彼女はまだ報告書を書いていない。

→ 書いていない状態が続いている(いまだに書いてないよ)

He still hasn't found a good job.
彼はまだ良い仕事を見つけていない。

Are you still here?
あなたはまだここにいたの?
 
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