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第32話:2番目を意味するsecondが秒も表すわけ

 英語には同じ単語なのにまったくつながりのわからない2つの意味を
 もつものがあります。

 「second」もその一つです。

 second といえば two に対しての序数であり、「2番目の」と訳すの
 が普通です。

 ところがご存じのように、second にはもう一つの意味、時間の単位の
 「秒」という意味もあります。

 なぜ、「2番目の」という意味の second が「秒」という意味も合わ
 せもつことになったのでしょうか。

 普段、何気なく受け入れて使っているのですが、よく考えてみると
 とても不思議な感じがします。

 そもそも second という単語はラテン語で、フランスを経由してイギ
 リスに渡ってから英語化されたという歴史を持っているようです。

 second が英語化されるまでは、「2番目の」という序数を意味する
 単語としては、other が使われていたと記されています。

 しかし、その other には「もう一つの」という意味もあったため、
 いつのまにか外来語である second に、序数の位置を譲ってしまった
 といういきさつのよう。

 そんな流れで定着していった単語が、「秒」という意味も兼ねるよう
 になった訳は、どうも大した根拠があってそうなったのではないよう
 です。

 ギリシア・ローマ時代のころは、ものごとを正確に測る手段がなかっ
 たため、時間においては hour(1時間)以下の細かい時間の観念は
 ありませんでした。

 しかし、いろいろと進歩するにつれて、1時間以下の細かい時を示す
 必要が出てきて、minute が登場しました。

 そしてさらに細かい時間を表わす必要が出てきたときに、
 「次に細かい時」というものを表現しようとして、second minute
 呼ぶようになりました。

 その後だんだんと minute が省略されるようになり、いつしか hour
 に次ぐ時間の単位として minute が分となり、second が秒として認
 められるようになったということらしいのです。

 このようにその単語の由来やいきさつを知ると、その意味を納得する
 とともに記憶に強く刻まれるので、時折、このような形で単語という
 ものを学習するのも良いものですね!

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