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第29話:パンツを誤解して大恥をかく

最近はおしゃれに敏感な若い人が多いですが、パンツ(pants)という表現にも、ものおじすることはありません。

「ズボン」もパンツと呼ばれることで、慣れてきているからでしょう。

ところが、年配の男性ともなると、パンツ=下着を意味するものと信じて疑わない人もいるのです。

そんな年配の男性の一人が、会社からアメリカ駐在を命じられて赴任したときに、あることで大恥をかいたという話がありました。

あるときその人は体調が悪いため、医師に診てもらおうとクリニックへ行きました。そして診察室に入り診察を受けたときのこと。

医師が言いました。
Take off your pants, please.」と。

医師に言われたその男性は、
「パンツを脱いでください」
と聞き取ったところまでは正しかったのですが・・。

 

しかし、パンツは下着の意味だと理解していたため、恥じらいながらもパンツまでを一緒に下げて下半身をむき出しにしたところ、医師は「ギョッ!」、看護士は「キャーッ!」となったというのです。

今、この話を聞くと、まるで笑い話のようですが、実際にあった話だということでした。

アメリカでは、
下着は underwear として総称されており、男性用下着は undershorts あるいは under pants とよばれています。

ちなみに、女性用の場合は panties ですから、日本語としても定着しているので、ほとんど間違うことはないでしょう。

アメリカ英語では、
いわゆるズボンをさす単語として、pants, slacks, trousers の3つがありますが、一般的に用いられるのは「pants」であるということを、よく覚えておきたいですね。

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