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第8話:フットボールとサッカー、ムービーとシネマ

英語学習をしていて頭が混乱することになるのは、
・一つの英単語が別の違う意味をもつこと
・同じ意味なのに複数の英単語があること
ではないでしょうか。

例えば、「football」という英単語がありますが、どんなスポーツをイメージするでしょうか。

わたしはずい分あとまで
・アメリカン・フットボール(American football
をイメージしていました。

あのラグビーのようなスポーツ。アメリカ版ラグビーです。それしかイメージすることができませんでした。

しかし、その後ベトナムに行ったときに、「football」とは、
・サッカー(soccer
のことだとベトナム人から聞いて、初めてサッカーには2つの英単語があることを知ったのでした。

恐らく今でも多くの日本人は、同じように思っているのではないでしょうか。英語を学習している人を除いて。

 

イギリス英語とアメリカ英語

いずれにしろどちらも間違ってはいないのです。さらには、「football」をラグビー(rugby)だと主張しても間違いではないのです。

ここまでくると、少し誤解が生じることにはなりますが。

これは同じ英語であっても、イギリス英語とアメリカ英語の違いから生まれたものです。

アメリカ人相手に、サッカー談議で花を咲かせようとしてfootballという英単語を使っても、話しがかみ合わないこともあり得るので注意が必要です。

要はそのような違いがあるということを知っておき、先に相手を見て使い分けるか、言ったあとですぐに誤解があることを察知して、軌道修正できるようにしておくべきなのです。(中級以上に進むならば‥)

また「映画」を意味するのに、movie, cinema という単語があるのも、アメリカ英語とイギリス英語の違いです。
movie はアメリカ英語。
cinema はイギリス英語。

さらにイギリス英語では、film(フイルム)や picture(ピクチャー)なども映画を意味します。

こういったことで混乱することを避けようとするなら、あらかじめそのような違いがあることを、インプットしておくことが必要ですね!

■他の小話はこちらです
・第6話:恐ろしい食べ物
・第7話:タレントは芸能人、talentは才能のこと
・第9話:イギリス英語とアメリカ英語の違い
・第10話:「美味しい」という表現の使い分け
・第11話:「病院に行く」の表現は要注意!


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