トップ動 詞cry, weep, sob

cry, weep, sob「泣く」意味の違い、使い分け

今回は「泣く」の同意語です。
その意味の違いや使い方/使い分けについてします。

すぐに思いつく単語としては、cry, weep そして sob の3つ。

同意語ではありますが、そのニュアンスは一緒ではありません。
その意味合いを良く掴んで、正しく使い分けたいものです。


cry : 「泣く」の最も一般的な語

最も一般的な「泣く」の意味を表す語です。
声を出して泣くという意味合いです。

大きな声で泣く場合や静かに泣くという場合もあり、おもにに悲しいことや怪我などをして痛くて泣く‥‥というような意味で使われます。

cryには「大声で叫ぶ」という意味もありますが weepsob にはこの意味はありません。

cry out [aloud, loudly] 大声で
silently         静かに

例文:
・The boy at the back of the bus was crying loudly for much of the ride.
 バスの後部にいた少年は乗っている間ほとんど大声で泣いていた。

・I cried bitterly when my candidate lost.
 支持していた候補者が負けて、ひどく泣いてしまった。

 

weep :静かに長時間泣く

cry などに比べると静かに長い時間泣いている感じです。
特に感情的に傷ついたときに使い、すすり泣くという感じになります。

大人が悲しみをこらえながらすすり泣く・・というイメージです。
cry に比べると堅い文章で使われることが多いようです。

weep は単独で使うと「静かに泣く」というイメージがあるので、
・ひどく     bitterly
・おびただしく  copiously
・おおっぴらに  openly
・こらえ切れずに uncontrollably

というような意味を強める副詞が結びつくことが多いです。

例文:
・I wept uncontrollably when I got the news that my father had died.
 父の死の知らせを聞いた時、とめどもなく泣いてしまった。

・She wept copiously when her husband passed away.
 彼女はご主人が亡くなった時、大泣きをしていた。
 

 

sob :声をあげてしゃくりあげる

cry に比べると「しゃくりあげる」というような泣く動作や様子が強調されます。

泣きながら激しく息を吸い込む動作をイメージするので、文脈的にも loudly,hysterically,aloud など声の大きさだけでなく、泣く仕草の大きさを意味しているものが多いわけです。

例文:
・The girl sobbed loudly as kids hit her on the head.
 その少女は子供たちに頭をたたかれて、大声で泣きじゃくった。

・He sobbed weakly when the doctor told him he was terminally ill.
 彼は医者に末期症状であることを告げられ、弱々しく泣いた。

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