トップ形容詞I'm exciting, I'm excited

I'm exciting, I'm excited 意味の違いと使い方

何かの話を聞いたり見たりして、ぐっとくるものがあったとき、
 I am exciting !
という人がいます。

何となく正しく聞こえて違和感を感じない人がいるかも知れませんが、
この文は言おうとしているニュアンスとは違う内容であることを、
ご存じでしょうか。

本来 excite は他動詞で、「~を興奮させる、刺激する、楽しませる」
という意味です。

I am exciting ! だと、直訳した場合、「わたしは興奮させている!」
となります。

しかし、ここでの exciting は、動詞の excite が変化して形容詞的意味
をもった語の一つで、「面白い、刺激的な、興奮させる」という意味に
なります。

そのため、先ほどの I am exciting ! は、「私は面白い人だ!」と言っ
ていることになってしまうのです。

exciting

「私は楽しみです!」と言いたかったのが、「私は面白い人だ!」と
言ってしまうのですから、誤解されてしまうわけですね。

ここでは動詞が変化して同じように形容詞となったもう一つの語である
excited を使うべきなのです。

excite (~を興奮させる) ⇒ exciting(興奮させる), excited(興奮した)

exciting は、自分から外部へ出していく方向の語で、
excited は、外部からの刺激で自分が反応するという方向の語です。

なので、ここでは
 I am excited !
が正解です。

 楽しみですね!
となり、
「私は(その話を聞いてグッときて)楽しみに感じていますよ!」と
いう意味が伝わるわけです。

もしも大事な商談やプロジェクトの打合せの場などで、うっかりして
「私は面白い人だ!」などと言ってしまったら、間違いなくその場が
「?????・・・」となってしまうでしょう。

要注意ですね!

ここで、しっかり I am exciting !I am excited ! の違いを覚えて
おきましょう!

 

同じような使い方の語(参考)

excitingexcited のように、他にも動詞から変化して形容詞となって
使われているものがあります。

boringboredinterestinginterested などです。

boring     退屈な、うんざりさせる、つまらない
bored     退屈した、飽き飽きした、うんざりした

interesting  興味を起こさせる、関心をひく、面白い
interested   関心のある、興味のある、興味深げな

exciting と同じように使うと、
 I am boring.
 私はつまらない人間です。

 I am bored.
 私はヒマを持て余しています。

そして、
 I am interesting.
 私は興味深い人です。

 I am interested.
 面白そうですね。(私は興味があります)

となります。

やはり「わたしは」などの人が主語のときに ing形容詞を使うのは
少しおかしくなる場合が多いですね。

通常は、
 ・ものごとが主語のときは「動詞+ing
 ・人が主語のときは 「be 動詞+動詞の過去分詞形」になります。

主語が物や事なのか、あるいは人なのかで、ing 形容詞か、ed 形容詞
かを使い分けると覚えてください。

The novel is interesting.  その小説は面白い。(面白さを起こさせる)
That project is exciting !  あのプロジェクトはワクワクする。(ワクワクさせる)
The news was surprising.  そのニュースは驚くものだった。(驚かせた)

I am interested in culture. 私は文化に興味がある。(自分が)
I’m excited.          私はワクワクしている。( 〃 )
I’m surprised.        私は驚いた。( 〃 )

また、動詞の過去分詞形の形容詞では、そのあとに aboutinwith
を付けて補足説明をすることがよくあります。

見慣れているものに、be intereste in
 I am interested in the business.
 私はそのビジネスに興味があります。

about では、
 I am excited about the plan !
 私はその計画が楽しみです!

with では、
 I am disappointed with the news.
 私はその知らせにがっかりしたよ。
などのように。

これらの表現はとても良く使うので、是非覚えておきたいものですね!
 

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