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第42話:「熱いイヌ」というソーセージパン

ホットドック(hot dog)は、欧米の人々には手軽な食べ物になっています。

hot dog

ニューヨークが舞台の映画では、ビジネスマンがランチ時となると、街角の露天商でホットドックを買い、好みの量のケチャップとマスタードをかけて食べている姿をよく見かけます。

ところで、なぜ長いフランクフルト・ソーセージ(frankfurter)をロールパンにはさんだものに対して、「熱いイヌ(hot dog)」と呼ぶようになったのでしょうか。

諸説はいろいろあるようでが、その一説に次のようなものがあります。

ドイツのフランクフルト(frankfurt)に、ダックスフントを飼っている肉屋さんがいて、この肉屋さんが開発したソーセージに、ダックスフントソーセージ(dachshund sausage)という愛称が付けられたのでした。

そしてこれがアメリカに渡った後、「ホットドッグ」と呼ばれる以前、ソーセージがダックスフントに形が似ていることから、野球場では「レッド・ホット・ダックスフンド・ソーセージ」という名で売られていました。

 

あるとき、ニューヨークジャーナル誌のスポーツ漫画家であったT・A・ドルガンが、野球場でこれを見てひらめき、ソーセージの代わりにダックスフントそのものがマスタードを塗られ、パンに挟まっている漫画を描いて載せたのでした。

その際、彼は「ダックスフント」の綴りに確信が持てなかったため、さらりと「ホットドック」と書いたのでした。するとその絵がとても受けたため、以後、ホットドックが定着してしまったということのようです。

その他の説としては、アメリカの野球場で hot dachshund sandwichと大声で売っていたことに由来するという説や、犬の肉を使っているといううわさが流れたからという物騒な説もあるようです。

その物騒な説は、犬の肉を使っているという噂から出たとも言われていますが、実は「ホットドッグ」という名から生まれた噂らしく、語源とは関係ないようです。

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