英単語 正しい使い分けを勉強してすっきり英会話
今回は「とても、非常に」という意味で使われる very, so, too の単語について、復習です。
簡単に見える単語ほど、微妙なニュアンスの違いがあり、奥が深いと思うのはわたしだけでしょうか。
しかし、あまりむずかしく考えずに、サラッと意味を理解すれば良いとも思っています。日常の会話を中心に考えて、勉強をしていますので・・。
「とても」という意味で形容詞を強調します。
例文 :
He is very sad.
彼はとても悲しい。
どの程度悲しいかの尺度はありません。
very と同じように形容詞を強調する使い方です。
すごく大きな印象を感じたときや、大きな関心を感じたときなどに使われます。
so と very の意味は同じですが、so の方がより感情的な意味合いで使われます。so の方が very よりも感情を入れた言い方がし易いからです。
例文 :
He is so sad.
彼はものすごく悲しい。
I'm so glad to meet you.
たしはあなたに会えてものすごくうれしい。
もう少し言い方を変えると、so の使い方には2つのパターンがあって、
一つは、
very と同じ意味での「とても」をさらに感情的に強調しての使い方です。
そしてもう一つは、
ただ漠然と「とても」としての very とは異なり、何かを比較の対象として頭におきながら用いられる使い方です。
通常、very は so に置き換えができますが、比較の対象があっての so は very に置き換えはできません。
むずかしい部分は置いといて、より簡単に理解できるようにおさらいをしてみますと、
His house is very big. (ただ)「とても大きい」
His house is so big! (もの)「すご~く大きい!」
というようなフィーリングの違いになります。
明らかに何かの基準があって、それと比較している使い方です。
しかも「適切な範囲を超えている(=~過ぎる)」というニュアンスを持ち、結果にネガティブ(否定的な)意味を含んでいます。
例文 :
This sweater is too big. (to wear)
このセーターは大きすぎる。(着れない)
My office is too small. (to work in)
わたしののオフィスは小さすぎる。(仕事が出来ない)
That computer is too expensive. (to buy)
あのパソコンは高すぎる。(買えない)
中学の文法で習った「too ~ to …」の構文と同じですね。
ですから、下のような文章はネガティブな意味が含まれていませんので、通常は言うことができません。
例文 :
She is too beautiful!
彼女は美し過ぎる。
This pizza is too delicious!
このピザはおいし過ぎる。
実は悪い結果となるものならば、この文章でも使えます。
またネガティブな意味合いがなくても、文学的な表現では使えるものがありますが、ややこしくなるのでここでは省略をします。
通常の会話では特に覚えておく必要はないと思っています。わたしは文学者ではなく、ただ楽しく会話をしたい普通の人なので。
再度、簡単にまとめますと、
It is very fast. それはとても速い。 とても~
It is so fast. それはすごく速い。 すごく~
It is too fast. それは速すぎる。 ~過ぎる
というくらいで、まずは覚えておいてはいかがでしょうか。
トップP/接続詞/副 詞/動 詞/形容詞/名 詞/時 間/場 所/前置詞/その他
a:89346 t:1 y:1