英単語 正しい使い分けを勉強してすっきり英会話
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今回の英単語の意味違いワンポイントは、to と for の違いについてです。
to は「~に」、for は「~のために」とその意味を理解していますが、実際のところどのような違いがあり、どう使い分ける必要があるのでしょうか。
まずは、ここで一つ質問です。
「彼女は私に本を買ってくれた」と言いたいときには次のような文となりますが、
ここで( )の中には「to」と「for」のどちらを入れるべきでしょうか?
She bought a book( )me.
・
・
結論から言うと、「for」が適切な答えとなります。
これは、
for が「~のために」という“便宜/恩恵”を表すのに対して、
to は「~に」という“到着点”を表すからです。
この to と for の使い分けは、一緒に用いられる動詞によるところも大きく、
buy などの動詞は
「~を買う」という意味なので、“到着点”を示す必要は特にはありません。
一方、
send などの動詞は
「~を送る」という意味なので、“到着点” を必要とします。
つまり、
buy は”買い手”と”買うもの”という2つの要素で十分であるのに対して、
send は“送り手”と”送る物”と”送られる人/場所”という3つの要素が必要になるわけです。
したがって、
buy, get, make, find といった“到着点”を必要としない動詞には for を、
send, give, show, pass といった“到着点”を必要とする動詞には to を、
用いるわけです。
例文:
My father made a chair for me.
父は私のために椅子を作ってくれた。
My mother sent a percel to me.
母は私に小包を送ってくれた。
to は“到着点”を必要とする動詞、
for は“便宜/思恵”を表し“到着点”を必要としない動詞、
ということです!
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