トップ動 詞take, bring

take, bring 意味の違いと使い分け

[追記]
以前に書いた記事は、どうも説明が不十分というか、もう一つ違いが明確に示されていないように感じていました。

それで、その違いをもう少し明確に示す必要があると思い、ネィティブの方などに確認して次の説明が得られましたので、追記することにしました。

take = suggests that something is moving away
bring = suggests that something is moving toward someone

・「take」は、話し手と聞き手がいない場所に「連れて行く」場合に使う。
・「bring」は、話し手が聞き手に連れて行く」、あるいはその逆の場合に使う。

[以下、以前の記事] ----------------

日本人の多くは、take の意味と bring の意味について、少し思い込みによるズレがあるように思います。(自分だけかも・・汗;)

take =「連れていく」、bring =「持ってくる」・・と。

gocome の使い方でのズレと同じですね。

take は普通「持っていく、連れていく」、
bring は「持ってくる、連れてくる」と訳されています。

つまり、
take =「(自分が何かを)持っていく」で、
bring =「(相手が何かを)持ってくる」と、

いう固定観念で使っている人が、多いのではないでしょうか。
(かつてわたしはそうでした・・)

違うニュアンスで使われるケース

ところが、「(相手の所へ)持っていく、連れていく」場合にも bring が使われたりするのです。

例えば、次のような英文の場合です。

例文:
Can you bring me something to eat ?
何か食べるものをわたしに持ってきてくれる?

Well, I'll bring some sandwiches for you.
じゃあ、サンドウィッチを持って行くよ。

もう一つの例を上げると、
 
例文:
We'll have a tea party tomorrow afternoon.
明日の午後、ティーパーティーを開きます。

Can I bring my girlfriend with me ?
ガールフレンドを連れて行ってもいいですか。

 
ただし、次のような場合には、いずれも take が使われます。

例文:
It looks like rain. Take an umbrella with you.
雨が降りそうだ。傘を持っていきなさい。

I'm going to take my children to Ueno Zoo next Sunday.
今度の日曜日は子供たちを上野動物園に連れて行く予定です。

This road takes you to Tama Zoo.
この道を行けば多摩動物園に着きます。

往復の動作を表すケース

また、往復の動作を表すものに「fetch」という動詞があります。
「行って持って(連れて)くる」の意味ですね。

例文:
Fetch my glasses from the study, please.
わたしの眼鏡を書斎から取ってきてくれませんか。

アメリカでは go(and)fetch とすることもあるようです。
例えば、犬に向かって「行って取ってこい!」と言うときは、
Go fetch !」です。

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