トップ名 詞surplus, leftover

surplus, leftover「残り」意味の違い、使い分け

今回の類義語は名詞。「残り、余り」という意味をもつ surplus と leftover の2つです。少し聞きなれない言葉かも知れませんが、ときおり、仕事上や日常会話で顔を出す単語でもあります。

あらためてその意味やニュアンスの違い、そして正しい使い分け方についてまとめてみました。


① surplus : (価値のある) 余剰

surplus

surplus はフォーマルな語で、必要な数を越えて余ったものに対して使われます。

一般に、作られたときと価値が変わらないものについて言われて、もっぱら規模の大きな製品の余剰分や貯蔵分などを指すことが多いです。

家庭で使うような小さなものに対して使うことは、ほとんどありません。

例文:
To sell surplus products at a price lower than that of regular products.
余剰生産品を、正規品よりも安い値段で売ること。

No one wanted to buy the surplus televisions.
余ったテレビを買いたいという人はいなかった。
 

 

② leftover : 食べ残し

leftover

通常は、料理の残り物や食べ残しを意味します。また、少ないですが、ずっと昔の時代から現代まで生き残っているものを指すこともあります。

例文:
Take the leftover food home with you.
食べ残しはお持ち帰りください。

No one wanted to eat the leftover food.
食事の残りを食べたいという人はいなかった。

③ 使い分けの例

「工場の余剰生産物」 という場合:
食べ物の残りではないので、surplus を使って表現する。
factory surplus (一般的な用語です)

「食べ物の残り」 という場合:
価値のある余剰品ではなく、料理の食べ残りなので leftover を使って表現します。通常は複数形で、table leftovers とします。

「恐竜時代の生き残り」 という場合:
surplus from the dinosaur age とした場合は意味不明。
ここは、トカゲなど太古から生き残っている生物を指すので、leftover を使って表現するのが正しい。leftover from the dinosaur age

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