トップ形容詞serious, grave, crucial

serious, grave, crucial「重大な」違い、使い分け

今回は「重大な」の類義語です。serious, crucial, grave の3つ。意味やニュアンスの違い、使い方、そして実際に会話するときの使い分けなどについてまとめました。

重大な

serious : 悪い状態が軽くはないことを表わす

「深刻な」という意味で最も一般的に使われる語です。非常に悪い状態であることを意味するので、通常は怪我(injury)や詐欺(fraud)などの好ましくない状態を表わす名詞を修飾することが多いようです。

例文:
Are you really serious about this?
それ、本気で言っているんですか?

This still hasn't become a serious problem.
これはまだ重大な問題にはなっていません。

She suffered a serious foot injury yesterday.
彼女は昨日、足に重傷を負った。

 

grave : seriousと同義だが、より状態が悪いニュアンス

graveも「深刻な」という意味ですが、serious よりも、よりフォーマルな語になります。

結びつく名詞は、危険(danger)やリスク(risk)、脅迫(threat)などの「事態や状態」のグループと、関心事(concern)や疑念(doubt)などの「心配や疑い」を表わす二つのグループに分けられます。

危険が及んだり、それ以上悪化する恐れがあるというニュアンスをもつことが多いようです。

例文:
It turned into a grave international issue.
それは重大な国際問題となった。

I have grave doubts about whether She will show up today.
彼女が今日表れるかは大いに疑わしい。

crucial : 極めて重大な、或いは不可欠な

serious grave とは違って、否定的なニュアンスはありません。「極めて重要な」という意味を持っており、うしろにくる名詞が文脈上、その事態を大きく左右するほど決定的な意味を持っているというニュアンスになります。

例文:
It is crucial to explain in a way that's easy to understand.
分かりやすい方法で説明することは重要です。

It is crucial to assert that what is correct is correct.
正しいことを正しいと主張することは重要である。

Health care is one of crucial issues in this year's election debate.
医療問題は今年の選挙討論の重要な論点の一つです。

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