トップ動 詞put, set, place, lay「置く」

put, set, place, lay「置く」違いと使い分け

さて今回は「置く」という意味の動詞 put, set, place, lay、4つの同意語についてです。

単語を復習するタイミングは、その単語を使おうとしてすっと出てこなかったり、結局思い出せなかったりしたときがベストです。

先週、オンライン英会話のレッスンを受けている際に、ある単語の前に「the」を置くとどう意味が変わるのかについて質問しました。その時、一瞬ですが putset が頭の中にちらついたのですが、結局 put を使いました。

あとでよく考えると、この「置く」という意味の単語もかなりの数がありますので、せっかくですから今回まとめて復習をすることにしました。

調べてみると、put, set, place, lay, rest の5つの単語が対象となることがわかりました。

以下、その内容です。


① put :(一般的な)置く

「置く」を表す最も一般的な単語です。

目的語としては
・体の一部   hand, arm, foot
・具体的なもの phone  (電話)
・抽象的なもの pressure(圧力)
のようなものがきます。

例文:
Put your hand on the mouse and click the right button.
マウスに手を置いて、右のボタンをクリックして下さい。

② set :(決まった場所に)置く

put に比べると”きちんと決まった場所に置く”という感じになります。

従って、目的語にも
・目標 target
・基準 standard
・制限 limit

など、明確にしなければならない基準のような意味の単語が、多くくることになります。

例文:
At the casino, I set a daily limit of what I allow myself to lose.
カジノではわたしは1日の負けの限度額を決めている。

 

③ place :(注意深く)置く

put に比べると「注意深く置く」というニュアンスがあります。

目的語には hand のように身体を表すものよりは、
・強調 emphasis
・負担 burden
・信頼 reliance

など抽象的な名詞が多く、内容的にもそれらを慎重に置く、という意味で使うことが多くなります。

例文:
The new president placed his hand on the bible and made his oath.
新大統領は聖書に手を置き宣誓を行った。

④ lay :(水平に)置く

普通、平たいところに「敷いたり広げたりするような感じで置く」ことを意味します。具体的な名詞です。

これで「基礎を据える」とか「非難する」、「強調する」といったフレーズを作ります。

例文:
Close your eyes and lay your hand on the table.
目を閉じて、片手をテーブルにのせて下さい。

⑤ rest :(支えてもらうように)置く

「何かに支えてもらうような感じで置く」という意味です。

したがって目的語には
・ひじ elbow
・あご head, chin
・額  forehead
など、身体の一部を示す単語が圧倒的によくきます。

例文:
She rests her chin on the edge of the sofa.
彼女はソファーの橋にあごをのせている。

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