英単語 正しい使い分けを勉強してすっきり英会話
今回は名詞の同意語で、「条約」という意味をもっている、pact, treaty の2つ。どちらも二者間の合意で、文書にされたものや、口頭によるもののどちらにも使われます。
意味やニュアンスの違いと使い分けについて、まとめてみました。
原義は「合意した」を意味する語で、お互いが友好関係にあることが多く、ある行動を共に実行に移そうとするときの合意を意味します。国家間、企業間、個人間の約束や協定であり、悪巧みや密約なども含まれています。
例文:
The United States and Japan have signed a free-trade pact.
アメリカと日本は、自由貿易条約に調印した。
The two companies decided to form a pact to raise prices.
その二社は値上げ協定を結ぶことを決めた。
The EC countries are working out a new security pact.
EC諸国は新たな安全保障条約を検討中です。
互いが敵対している場合の条約ですが、主に、国家間の停戦などの肯定的な事柄に関する約束を指します。
例文:
War broke out when the treaty was ignored.
その条約が踏みにじられて戦争が起こった。
The two countries negotiated a peace treaty.
その2国は平和条約を取り決めた。
The two countries decided to stop fighting and form a treaty.
その二国は戦争をやめて、条約を結ぶことに決めた。
「正式な条約」
treaty, pact のどちらも使用可能。
とちらも文書化され、公式なものになり得ます。
a formal treaty でも a formal pact でもOK。
「友人との約束」
pact は主に友人と結ぶもので、treaty は主に敵と結ぶものである。
a pact with my friend と表現するのが適切。
a treaty with my friend は不適切。
「邪悪な協定」
treaty が悪意のある目的で締結されることはほとんどないので、
an evil pact と表現するのが適切。
an evil treaty は不適切。
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