トップ前置詞of, from

of, from「~で/~から」原因/原料での違いと使い分け

offrom には2通りの使い分けのケースがあります。

一つは、
原因」の違いを区別して使い分けるケース。
もう一つは、
材料、原料」の違いを区別して表すため、使い分けるケースです。

今回はこれらの違いと使い分けについて、整理してみました。


原因の違いを表現

原因

それではまずは一つ目の「原因」の違いを区別して表す場合。

of は「直接的原因」を表し、
from は「問接的原因」を表します。

例を上げると、
My uncle died of cancer.
 私の叔父は癌で死にました。

My uncle died from overwork.
 私の叔父は過労死しました。

①の “of” は「直接的原因」を表すのに対して、
②の “from” は「間接的原因」を表しています。

つまり、
①の文での直接的死因は「」になりますが、
②の文の直接的死因は「過労」ではなく、過労による「心筋梗塞」であったりするわけです。

従って、この場合の「過労」はあくまでも間接的死因であり、直接の死因は「心筋梗塞」となります。
 

 

材料・原料の違いを表現

原料

二つ目の使い分けのケースは、「材料・原料」の違いを表す場合です。

of は「材料」を表し、
from は「原料」を表します。

例を上げると、
This chair is made of wood.
 この椅子は木で作られている。

Cheese is made from milk.
 チーズは牛乳から作られる。

①の “of” は
出来上がったものから材料を判別できる」ものを表すのに対して、

②の “from” は
一見しただけでは、出来上がったものから原料が判別できない」ものを表す場合に用いられます。

①の椅子の場合は、見ただけでその「材料」である「木」で作られているのがわかるため of が使われて、

②のチーズの場合は、「原料」である「milk」が形を変えて黄色い固形物に変わってしまっているので、それを一目見てその「原料」を判別することは不可能です。そのため from を用いるのが適切となるわけです。

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