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melt, dissolve, defrost「とける」違い、使い分け

melt と聞くと、あなたは何を思いだすでしょうか?

わたしは、どうしても melt down(溶かす、崩壊する)のことが頭に浮かんでしまいます。原子力発電所の燃料棒が溶け落ちた件ですね。

一方、化学の実験では同じ溶けるという意味で dissolve という単語も良く出てきたのを覚えています。

あなたはこの2つの単語の違いを、明確に説明することができるでしょうか。

今回は、「溶ける」の類義語である melt, dissolve, defrost の3つについて、意味の違いや使い方などについて整理してみました。

melt : 固形が溶けて液体になる

氷が熱によって水になるように、ある固体が熱によって溶けて液体になることです。dissolve のように、他の液体内に溶け込むというものとは区別されます。

melt

温度が変化することによって、それ自体が溶けるケースで使われるので、氷やチョコレート、アイスクリーム、あるいは金属など、様々な固体が溶ける場合に使われる単語です。

melt を使うかどうかの判断は、「熱で溶ける」のかどうか・・です。

例文:
The ice-cream is rapidly melting!
そのアイスクリームは急速に溶けているよ!

The butter started to melt now.
いま、バターが溶け始めた.

 

dissolve : 液体に別の個体が溶け出す

ある液体に別の個体が溶け出すようなときに使われます。

dissolve

固体の化学物質や、一般的なものでは砂糖や塩などが、水などの液体に溶け出す場合に使用されます。ポイントは、「別の液体に溶け込む」のかどうかですね。

例文:
This new detergent quickly dissolve in water.
この新しい洗剤は素早く水に溶けます。

These chemicals dissolve fat.
これらの化学薬品は脂肪を分解します.

defrost : 冷凍状態のものが溶けること

同じ「とける」の意味を持つ語ですが、meltdissolve とは少しニュアンスが違います。こちらの「とける」は「解ける」という意味で、わかり易い例としては、冷凍食品などを解凍するときなどに使用します。

defrost

つまり、熱によって冷凍状態のものが解けることを表し、解けたあとも固体のままであるものに対して使う語になります。

例文:
It is possible to defrost the frozen fish in a microwave oven.
冷凍魚を電子レンジで解凍することができる。

They defrost frozen noodles in the microwave.
彼等は電子レンジで冷凍の麺を解凍する。

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