トップ形容詞huge, enormous, immense

huge, enormous, immense「巨大な」使い分け

今回は、形容詞の「巨大な」という意味となる、3つの類義語の違いについてです。

会話をしていて大きいは biglarge を使いますが、時おり「巨大な石碑」などと言おうとして、「巨大な」の単語がわからずに very big などと、誤魔化したことがあります。

あまりそう何度も使う単語ではありませんが、1度きっかけがあるときに調べて、覚えて置くようにしています。

この3つの単語は、順に大きなことを示しているようなので、その順番を間違えないようにして記憶しておけば、割合覚え易いように思います。

大きさの順: huge < enormous < immense

 

① huge : (大きさや量、程度などが)非常に-大きい

物質的なものにも、抽象的なものにも使われて、その示す大きさや量や程度などが、「非常に大きい」という意味を表します。

特に、具体的なものに対しては、その容積が大きいことを指す場合に使われるので、形がないものに対しても、その大きさを強調するようなニュアンスになるようです。

huge advantage 大きな強み
huge asteroid  巨大小惑星
huge bad debts 巨額の不良債権

例文 :
I went into the real estate business to make a huge amount of money.
わたしは巨額の金を稼ぐため、不動産業界に入った。

 

② enormous : 並外れて-大きい

norm は「基準」という意味ですが、文字どおり「基準」を超えていることを表します。そこから大きさや程度などが、「(普通ではない)並外れてれて大きい」という意味を表します。

enormous cost 莫大な費用
enormous debt 莫大な債務[負債・借金]
enormous computer system 巨大コンピューターシステム

例文 :
An enormous amount of effort went into making this system.
このシステムを作るのに、とてつもない努力がなされた。

③ immense : 測れないほど-大きい

語源はラテン語の im(not) + mense(measure) からきており、測ることができないことを表しています。そこから「計り知れない」ほどの大きさや程度であるということを表します。

いずれの類語でも一番関係深い語は「amount(量、額、価値)」となり、

huge amount of money      金額の桁が非常に大きいこと
enormous amount of information 情報量が並外れて大きいこと
immense amount of money    金額が計り知れないほど大きいこと

を表していて、enormousimmense の方が huge より意味合いが強くなります。

immense possibilities    無限の可能性
immense budget deficits  巨額の財政赤字
immense electronic library 巨大な電子図書館
(インターネットを称してこう呼ぶことがある)

例文 :
Tanaka made an immmense amount of money in the stock market.
田中は株式市場で莫大な額の金を儲けた。

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