英単語 正しい使い分けを勉強してすっきり英会話
「試合」という意味でよく使う英単語は game と match。
同じ意味をもつ単語なのですが、その試合の種類や内容によって、使い分けが必要な語でもあります。
日本でも、テレビゲーム、フットボールゲーム、あるいはボクシングのタイトルマッチなど、それなりに使い分けられているようですが、何を基準にして使い分けられているのでしょうか。
今回はその部分を念頭に、gameとmatchの違いとその使い分けについて整理してみました。
「試合」の意味で使う単語を選ぶ場合、2つの要素があります。
1つはその試合の起源、つまりイギリスで生まれたものか、それともアメリカで生まれたものかという判断基準です。
その点からいくと、イギリス起源のものは「match」で、アメリカ起源のものは「game」を使うのが一般的です。(イギリスのスポーツでは、matchを公式用語として好んで使われています)
アメリカンフットボールや野球、あるいはバスケットボールの試合などは、通常はgameが使われます。アメリカ起源のほとんどのスポーツでは、試合名称にはmatchは使われません。
そしてもう一つの判断要素ですが、上に上げた例を見てわかるように、点数を争う団体戦の試合でgameが使われるということです。
また、gameには試合という意味の他に、「(楽しみのための)遊び、気晴らし、ゲーム」という意味もあり、テレビゲームなどはよく使われている言葉ですね。
一人で行うものにmatchは使われません。
例文:
・I like a video game.
私はビデオゲームが好きです。
・We have a baseball game on Sunday.
私たちは日曜日に野球の試合があります。
・The 26th Olympic Games was held in Sydney in 2000.
第27回オリンピック競技大会は2000年にシドニーで開催された。
・The Olympic Games were held in four year intervals.
オリンピック競技大会は4年ごとに開催される。
matchは「試合、競技、競争相手、釣り合うもの、適合すること、一致するもの」という意味。相手と競い合うことが意味の中心で、対戦相手がいて行われる試合のことを言います。
従って、柔道や剣道、ボクシング、レスリングなど、多くの1対1で戦う試合ではmatchが使われます。また、テニスのように点数制で複数のゲームで1つの試合が構成されるスポーツの場合も、matchが使用されます。
(tennis、badminton、volleyball、table tennis(卓球))
さらに、先に書いたようにイギリス起源のスポーツには「match」が使われる傾向があります。(Cricket match、rugby match、football match など)
余談:いくつかの国ではサッカーをsoccerとは言わずフットボールと呼んでいました。
また、アメリカのフットボールはアメリカンフットボールと。
上に書いたfootball matchは、サッカーのことを意味しています。
紛らわしいのは、団体戦のgameの中の選手同士やチーム同士の対戦の組み合わせになるようなケースの場合はmatchが使われます。団体戦の球技でも対抗戦の意味合いが強い場合はmatchを使うということ。チームプレーであっても1対1の要素が出てくるとmatch になるというのはおもしろいですよね。
いろいろとありますが、
団体戦の球技はgame,格闘技などの個人戦はmatchと覚えた方がわかり易いですね。
例文:
・We have a tennis match on Sunday.
私たちは日曜日にテニスの試合があります。
・I played a match of tennis with her, but lost.
彼女とテニスの試合をしたのですが負けてしまいました。
・If you give up, that is the end of the match.
あきらめたらそこで試合は終了です。
・I watched the boxing match of ten rounds on TV.
私はテレビで10ラウンドのボクシング試合を見た。
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