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frighten, intimidate, scare, terrify「怖がらせる」意味の違いと使い分け

今回は「怖がらせる」の類義語となる次の４つの語。
　frighten, intimidate, scare, terrify
これらの意味の違い、ニュアンス、使い分けについてまとめてみました。

上の４つの動詞は、それぞれ過去分詞形の形 frightened，intjmidated，
scared, terrified が、形容詞としてもよく使われています。

動詞としても形容詞としてもよく耳にするのですが、わたし達日本人に
とっては、それらの使い分けはかなりむずかしいですね。

frighten ： 突然、ギョッとさせる

「怖がらせる、ギョッとさせる、脅して～させる」などの意味で、
突如として恐怖心を起こさせる表現です。「突然驚いた」というような
ニュアンスを出したいときに使います。

「怖がらせる亅という意味においては最も一般的な語で、さまざまな
種類やレベルの脅しに使われます。scare よりはやや口語的です。

例文：
・I frightened myself by brooding on death.
　わたしは死ぬことを考えるとぞっとした。

・She frightened all my strength away.
　彼女に脅かされて体中の力が抜けてしまった。

・Sorry, I didn't mean to frighten you.
　ごめん、驚かすつもりはなかったんだよ。

intimidate ： 脅して怖がらせる

「（脅しで人を）怖がらせる」「（脅かして人に…を）強要する」
「（才能や富などで人に）怖れをいだかせる」などの意味があります。
恐ろしさからではなくて、脅迫のように何かに脅かされておぴえる場合
に用いられる表現です。

例文：
・She was not intimidated by the threat of prosecution.
　彼女は起訴するという脅しにも動じなかった。

・He often intimidates a voter into staying away from the polls.
　彼はしばしば有権者を脅迫して投票を棄権させている。

・The company intimidated workers from going on strike.
　その会社は従業員を威圧してストライキに入らせなかった。

scare ： 怯えさせる

「怖がらせる、怖がらせて（～の状態）にする、脅して追い払う」など
の意味があります。突然怯えさせたり、怖がらせたりするときの表現で、
恐怖心に対して使用されます｡

また、下記の例の scare easily のように、自動詞として「怖がる」と
いう意味になったりもします。

例文：
・Horror movies really scare me.
　ホラー映画はほんとうに怖い。

・Don't scare me like that.
　そんなふうに脅かすなよ。

・You can't scare me with that.
　そんなこけおどしは利かないぞ。

・I was scared to say no to my father.
　怖くて父親に嫌だとは言えなかった。

terrify ： 自制心を失うほど怯えさせる

「おそれさせる、怖がらせて～させる」などの意味があります。
自制心を失うほどの恐怖を与えるといった、かなり強い意味合いを
もつ動詞です。恐怖のあまり、口もきけなくなるほど驚いたような
ときに用いられます。

例文：
・She was terrified at the occurrence.
　彼女はその出来事におびえていた。

・I was terrified that they would attack us again.
　彼らがまた攻めてくるかと怖かった。

・He was terrified of being scolded about it.
　彼はそのことでしかられはしないかとひどく恐れていた。

・His threats terrified her into handing over the money.
　彼女は彼の脅迫におびえてその金を渡してしまった。