英単語 正しい使い分けを勉強してすっきり英会話
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あるものの「形」と言うとき、最初の頃はとにかく shape を使うこと
が多かったのですが、よく考えると form という類義語があるし、学生
時代には教科書などで figure という単語をよく見かけたものでした。
今回はこれら3つの類義語のニュアンスの違いと使い分け方について、
整理してみました。
「形」という意味での最も一般的な語で、人や物など具体的なものから
抽象的なものまで、広い範囲で使われます。
基本となる形や外形、あるいは構造などのそと見を表し、ものの中身や
その内容とは別ものとしてとらえられます。立体に対しても使うことが
できますが、平面的・抽象的なものの形に対して、より多く用いられま
す。
form はとてもよく使われる単語で、平面、立体などの形をさしますが、
平面の form であることがほとんどです。
また、form には決められたパターンがあり、形の変動や変化が少ない
場合に多く用いられます。
例文:
・The young boy changed form into a woman.
その若い少年は、女性に姿を変えた。
・The pitcher has a good form.
そのピッチャーは良いフォームをしている。
ものの「外形や輪郭」、ぼんやり見える「姿や形、影」など、物理的な
形状にフォーカスした「形」を意味する語で、立体的なものの形に対し
てより多く用いられます。
中身がしっかりとつまっているものに対して使われ、それら立体の塊の
「外形」を指します。平面的な形のものも指しますが、figure などと比
べると、やはり立体的な形というニュアンスが強い語です。
また shape は form よりも形が変化し易いものに使われることが多い
ようです。次の例文は、どちらも問題のないものですが、shape の対象
は「雲」で、form の対象は形の変化しない「自動車」となっています。
Look at the shape of that cloud.
あの雲の形を見てごらん。
Look at the form of that car.
他の自動車の形を見てごらん。
■長方形の形状:
○ a rectangle form
○ a rectangle shape
どちらの表現もOKですが、やはり form の方は形が固定されていると
いうニュアンスがあります。
■立体の形状:
× a solid form
○ a solid shape
form はおもに平面上での形について言及する語なので、この場合は
使うことができません。
例文:
・Her gift is a square shape.
彼女のプレゼントは四角い形をしている。
・That building has a interesting shape.
あの建物は面白い形をしている。
図形や人の姿、形状、模様などの、輪郭がはっきりしている形を表しま
す。物の内部にも外部にも使われ、輪郭や線というニュアンスをもって
いることから、shape と比べると平面的な形を示すことがほとんどです。
対象が立体的なものの場合でも、それを横から見て平面的に輪郭を捉え
て見ている感覚になります。
例文:
・She has a good figure.
彼女は魅力的なスタイルをしている。
・I saw a figure in the room.
私はその部屋で人影を見た。
・This is the figure seven.
これは数字の7(の形)に見える図形です。
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