英単語 正しい使い分けを勉強してすっきり英会話
今回は「禁止する」という意味の同意語、forbid, prohibit, ban の違いと使い分けについてです。
旅行へ行ったときに、観光地などではよく「禁止する」という看板を見かけます。
またゴルフ場や高級フランス料理店などでは、このような服装だと入場を禁止するとか、制限する(restrict)などの単語が見かけられます。
昨年、香港へ旅行に行きペニンシュラホテルへ泊まったのですが、Eメールでのやり取りの時に、いろいろと禁止事項や制限事項が書かれていました。
そしてまさにフランス料理のレストランに入る時、襟付きシャツとブレザーを着ていたのですが、白い皮の靴がスポーツタイプに見えるため、入るのを断られてしまいました。
「これは革靴だ」
と言って説明したのですが、
「禁止されている」
の一点張りで、見事に撃沈。
仕方なくフロントに行き予約をし直してから、ホテルの向かいにあるSOGOで黒い革靴を買いました。
そして、再度、同じフランス料理のレストランに行き、
「これでどうだ!」
と言ったら、
同じ係り員が、今度は
「パーフェクト!」
と大きな声で言って、ステージの前の特等席へ案内してくれました。
高級レストランは、本当に疲れます・・・。
「禁止する」という意味では最も一般的で、日常的に使われる語です。
ふつう直接的、個人的な関係での禁止を表す場合に使われます。
反意語は、allow(許可する)になります。
例文:
Our school rules forbid the wearing of head scarves.
校則で頭にスカーフを巻くのは禁止されています。
This club forbids the admission to anyone under 21.
当クラブには21歳未満の方は入場できません。
あらたまった語で、公的あるいは法的に「禁止する」ことを表します。
元来は、公的権力の行使による禁止を表す場合に使われ、公共の利益のために禁止するというニュアンスを持っています。
forbid よりもきつい禁止になります。
例文:
The United States prohibits the import of products from Cuba.
米国はキューバ産品の輸入を禁止している。
Why don't they prohibit the sale of alcohol in vending machines?
自動販売機での酒類販売を禁止すればいいのではないでしょうか。
危険なものや悪いとみなされたものなど、非難の対象にされるようなものを、公的あるいは法的に「禁止する」ことを意味します。
例文:
Japan has decided to ban the import of US beef.
日本は米国産牛肉の輸入禁止を決定した。
A new law will ban the use of cell-phones while driving.
運転中の携帯電話使用は、新法によって禁止されます。
トップP/接続詞/副 詞/動 詞/形容詞/名 詞/時 間/場 所/前置詞/その他
a:153201 t:1 y:2