英単語 正しい使い分けを勉強してすっきり英会話
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今回は名詞の同意語で、「環境」という意味の environment, surroundings の2つについて。
ここ最近は温暖化問題への注目度がかなり高くなってきているので、何かと「環境」という言葉が目に付くようになってきました。しかし、英単語では今回の2つがよく使われて、そのシチュエーションに応じて使い分けられています。
このページでは、それらの具体的なニュアンスの違いと使い分けについてまとめてみました。
environment は、抽象的な環境を表します。
最も一般的に使われる語で、居住環境、家庭環境、職場環境、学校などでの教育や学習環境など、周りを取り巻く様々な要素に言及する言葉になります。まさに日本語での「環境」にあたります。
例文:
If you don't like your environment, you should move.
もしもあなたの環境が好きでないのなら、引っ越すべきですね。
This technology has been used for many years in the UNIX environments.
このテクノロジーは UNIX の環境で何年も利用されています。
surroundings は、常に複数形で用いられ、主に自分の周囲を取り巻いている、具体的な物について述べる言葉になります。
例えば、自分の部屋について話すようなときに、部屋に置いてある机や椅子、部屋の壁やその色、照明やその明るさなど、具体的な取り巻くものをひっくるめて surroundings と言うことができます。
例文:
You should be mindful of your surroundings.
あなたは周囲の環境を忘れるべきではありません。
If you don't like your surroundings. you should work to change it.
あなたの雰囲気が好きでないのなら、変える努力をすべきですね。
「静かな環境」 という場合:
・a quiet environment
・a quiet surroundings
どちらの表現も使えますが、それぞれのニュアンスが異なります。
quiet environment の方が変化しにくい、恒久的なもののように響きます。
「危険な環境」 という場合:
・a dangerous environment
・a dangerous surroundings
この表現においてもどちらを使うことができますが、そのニュアンスが異なります。
dangerous environment は、犯罪多発地域などを指すことになりますが、surroundings を使った場合は、周囲に危険な場所が多いということを指します。
「家庭環境」 という場合:
the home environment と表現します。
抽象的な「環境」は、environment で表現するため。
the home surroundings は不適切。
surroundings はより具体的なものを指すため。
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