トップ動 詞enhance, make better, improve

enhance,make better,improve「良くする」意味違い、使い分け

「良くする」 という意味を表す動詞にも、いろいろなものがあります。よく耳にするのは enhance, make better, improveの3つでしょうか。意味やニュアンスの違いと使い分けについて、まとめてみました。


① enhance : さらに良くしていく

enhance

本来の意味は、「すでに良い状態にあるものをさらに良くしていく」 という意味を表します。日常会話ではあまり使われませんが、ライティングでは必須の動詞となります。
enhance ability   能力を高める
enhance health   より健康になる
enhance reputation 評判を高める

例文:
The gorgeous dress enhanced her beauty.
華やかなドレスが彼女の美しさを引き立てた。

He tried to enhance his cool look by growing a mustache.
彼は口ひげを生やして、格好良く見せようとしました。

 

② make better : より良くする

make better

make better も「すでに良い状態にあるものをさらに良くしていく」 という意味で、enhance と同じ意味を表す表現になります。enhance は書き言葉で多く使われるのに対して、make better はもっぱら日常会話で良く使われます。

例文:
Every generation has the chance to make it better.
どの世代も前よりもっと良くするチャンスがあります。

We have to make it better taking now as the starting point.
私達は今を出発点としてもっと良くしていかないといけない。

③ improve : 不足を補って良くする

improve

improve は「改良する、改善する」という意味で、創造性の面で言えば、発明や開発に続く3番目のレベルで、すでに世の中に存在していると誰もが知っているものを、さらによく変えていくことを表します。

能力やスキルが「向上する・伸びる」という意味があるので、英会話のスキルを高めるという場合なども、この improve が使われます。

しかし improve の場合は、enhance などとはニュアンスが少しだけ異っていて、「不足している部分を補うことで良くしていく」という意味合いになっています。

なので、不足しているものを補うなどしてより良くする、あるいは改めることによって、何かが向上するという意味になります。

例文:
I'd like to know a better way to improve my speaking ability.
私は会話力アップに良い方法を知りたいです。

Getting a bile has improved the quality of my life considerably.
自転車を手に入れてから生活の質がかなり良くなった。
 
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