トップ形容詞easy, simple, plain

easy, simple, plain「やさしい」違い、使い分け

今回の英単語は「簡単、やさしい」という意味の同意語についてです。
easysimpleは良く使っていて、その違いのニュアンスはわかっているつもりでしたが、plainはあまり使わないので、この際一緒に整理してみました。


easy :「やさしい」と言うときの最も普通の語

「やさしい」と言うときの最も普通の表現になります。

「苦労がない」「気楽な」、そして「容易な、たやすい」というような意味合いで、端的な言い方をすると「簡単な」という一語になります。

It is easy to do + 動詞の原形」という構文で使われることが多いですが、「easy +名詞」のパターンの場合には、手が届きやすい(reach, access)ことを示したり、方法(task, way)などが容易なこと、また攻撃し易い標的や餌食(target, prey)というような意味で使ったりもします。

例文 :
It is not always easy to make a good joke.
うまい冗談を言うことはいつもたやすいとは限らない。

It is not easy to speak naturally on the radio.
ラジオの放送で普段と同じように話をするのは容易ではない。

 

simple :簡単で理解しやすい

「説明などが複雑ではなく、理解し易い」ことを示します。
「単純で簡単」、だからやさしいという意味ですね。

語源は、sim=sinで、singleの「sin」であり、(ひとつ)という意味となり、simpleの「ple」は(折り重なり)の意味を表しており、重なりがないということを表します。「簡単、単純、素朴」という意味合いになります。

a simple matterで「ただそれだけのこと」という意味になります。その他、形式(form)、答え(answer)、例(example, model)などが、やさしいという表現とよく結びつきます。

simpleも「it is simple to + 動詞の原形」で使用することが出来ます。この場合「~する事は単純だから簡単」という意味をもっています。

例文 :
This camera can directly feed monitors in nearby locations through simple cable connections.
このカメラは近くにある単純なケーブル接続から、直接画像を送り込むことができます。

plain :凝っていなくて分かりやすい

plainは「平野、平原」という意味を含んでいることからわかるように、「疑問や邪魔するものが無く平らな」「明白、はっきりわかる」という意味で、「平易な」「簡単な」という意味になります。

「飾りが無く分かり易い」からやさしいという意味で、「余計なものがなく簡潔な」という語感です。見た感じで直ぐに分かり易い場合に使う表現となります。

スーパーでよく目にするプレーンヨーグルト(plain yoghurt)のplainで、他にもplain curtain (無地のカーテン)、plain dinner (あっさりした食事)、plain English (分かりやすい英語)などの使い方があります。

一緒に結び付く単語を見ると、Englishlanguageのように「話し方」が分かりやすいというような語や、termsenseのように「意味が容易に理解できる」というような語があります。

例文 :
I teach my students how to speak plain English.
わたしは生徒にわかり易い英語の話し方を教えている。

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