トップ名 詞drill, exercise, training

drill, exercise, training「訓練」意味違い、使い分け

練習や訓練という言葉は、多くのシチュエーションで使われます。スポーツ、学習、英会話、健康運動・・など。

そしていずれの語もここ最近では、もう日本語の単語になってしまったような感があります。

しかし実際にそれを使う際、そのニュアンスの違いや使い方、そして使い分けを正しくできますでしょうか。

今回のその違いを整理してみました。


① drill : 繰り返し行われる訓練

専門的な技術や知識を身につけるために繰り返し行われる「訓練」です。

a fire drill(避難訓練)がそのよい例です。火災訓練や軍事演習、学校でよくやる計算ドリルなどの、繰り返し行う学習でも用いられます。

例文:
We usually do a few simple fielding drills before batting practice starts.
通常バッティング練習の前に、簡単な守備練習を少しやります。

We will have a fire drill today.
わたしたちは今日、避難訓練をします。

 

② exercise : 心身を鍛えるための行為

体力や精神力、或いは健康を維持・増進するために行う「運動・訓練」という意味があります。

ですから、その種類を明確にする形容詞がよく用いられます。
・有酸素の aerobic
・軍の   military
・身体の  physical

さらに、その頻度や、強度を示す形容詞も多く使われます。
・定期的な regular
・手軽な  practical

例文:
You need to do a composition exercise.
あなたは英作文の練習問題をする必要がある。

My father does thirty minutes of aerobic exercise every morning.
父は毎朝30分間の有酸素運動をしています。

Walking is the most practical exercise.
歩くことが最も手軽にできる運動です。

③ training : 特定の仕事に必要な技術を習得すること

技術や能力の習得、あるいは向上させるために行われる「練習」や「訓練」を意味します。

何か職業的な内容やスポーツ関係での内容に、多く用いられます。何かのプロになるために行う「訓練」など。

ですから、職業に関係することを表す形容詞が多く用いられます。(vocational, professional, military)

また、訓練内容を形容する次のような語などもよく使われます。
・正式な  formal
・基礎的な basic

例文:
Formal training can help develop your talents.
正式な訓練によって才能を伸ばすことが出来ます。

He is in hard training for the game.
彼は試合に備えて猛練習をしている。

Professional voice training is required if you want to be a professional singer.
プロの歌手になりたいのなら、専門的なボイストレーニングが必要である。

トップP/接続詞/副 詞/動 詞/形容詞/名 詞/時 間/場 所/前置詞/その他


a:18402 t:1 y:3