英単語 正しい使い分けを勉強してすっきり英会話
「含む、含んでいる」という意味で普段使っている単語にはcontainとincludeの2つがあります。どちらも同じような意味なので、双方入れ替えができるような感じに見えますが、厳密に見た場合、そのニュアンスには違いがあります。
日本語では同じ表現でも、英語では明確に使い分けられているケースも多いので、その違いと使い分け方について整理してみました。
「容器の中に全てが含まれている」という意味。「contain」には「保持する」という意味もあり、含んでいるもの全体を指す場合が多い。「ある容器の中に全てが包み込まれている」というニュアンスになります。
日本語では、ホームセンターの中で売られている、箱状のプラスチック容器をコンテナ(Container)と呼びますが、その由来はこの語から来ているようです。「全てのものが1箇所に含まれている」という意味。
例文:
This box contains fruits.
この箱にはフルーツが入っている。
This hard disk contains very important data.
このハードディスクにはとても重要なデータが入っています。
Nothing may be contained in this letter.
この手紙には何も同封できない。
This vegetable contains abundant vitamins.
この野菜にはビタミンが豊富に含まれている。
includeは、「全体の一部として含まれている」という意味合いを表す語です。「一部分」を指すニュアンスなのですが、逆に他の物が存在していることも暗に示唆している語になります。また、物理的な形のないケース、つまり抽象的な表現の中で「含まれている」という場合はincludeを使います。
例文:
Postage is included in the prices.
価格は送料込みの価格です。
This price includes service charges.
この料金にはサービス料金が入っている。
The price does not include tax.
その値段は、税金を含んでいません。
Oranges are included in fruits.
オレンジはフルーツに含まれます。<抽象的な例>
containの場合は、
「目的語」のものが「主語」の中に「収まっている、格納されている」という意味で、
includeの場合は、
「目的語」のもの(や他のもの)が「主語」を「構成している、作り上げている」という意味になります。
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