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company, firm, enterprise, corporation「会社」意味の違い、使い分け

英単語で「会社、企業」という意味を表す名詞はいくつかあります。
company, firm, enterprise, corporation.

今回は、これら4つの類義語の意味、あるいはニュアンスでの違いとその使い分けについて、まとめました。

 

① company : (一般的な) 会社

company

「会社」という意味で最も一般的な語で、その「組織」に焦点が置かれています。営利目的で事業を営む会社は company で表現できます。

通常、「会社」と言おうとして語彙選びで迷ったときなどは、company と表現しておけば基本的に間違いにはなりません。

また、会社名に使われる場合は、短く省略されて「Co.」と表わされることが多い。(Coのあとの「.」は company の co 以降の語の省略を意味する)

例文:
My wife runs a small company.
妻は小さな会社を経営している。

The gas company is going to raise its prices again.
ガス会社は、再び値上げをしようとしている。

I thought he wanted to work for a manufacturing company.
私は彼が製造会社で働きたいのだと思っていた。

② firm : (共同経営の) 会社

firm

2人以上の合資で経営される小さな事業や共同経営の会社・商社を表します。各個人が特別な資格や能力を持っており、独立して働く形態をとっている会社を表します。

会計事務所や法律事務所などの、専門的な職業でよく用いられます。
accounting firm 会計事務所
law firm      法律事務所

例文:
My daughter works at a small accounting firm.
娘は小さな会計事務所に勤めています。

He has gotten a job with a law firm in New York.
彼はニューヨークの法律事務所の仕事に就いた。

She thinks the experience she gains from the law firm will help.
彼女は法律事務所で得る経験が役に立つと考えている。
 

 

③ enterprise : (抽象的な概念の) 会社

enterprise

会社は種類によっていくつかに分類されますが、enterprise はそれら全てを含んだ抽象的な概念として話す場合に用いられます。意味になります。特に「事業」「企業体」というような組織体を表すときに使われることが多い。

例文:
She put all her fortune in the enterprise.
彼女は全財産をその事業につぎ込んだ。

What kind of enterprise are they planning?
どんな事業を計画しているのですか?

Toyota is one of the largest enterprises of its kind in the world.
トヨタは、世界の同種企業の中で最大手の1つです。

④ corporation : 法人企業

corporation

法によって認可され、人と同じように権利・義務の主体となる法人格のある団体、つまり法人企業を意味する語になります。

事業規模が大きく、関連グループや子会社なども多いのが特徴です。会社名に使われる時の短縮形は「Corp.」となります。

例文:
He worked at a electric corporation.
彼は電気企業に勤めていた。

The corporation set up a dummy company.
その企業はトンネル会社を設立しました。

IBM is a large corporation dealing in computers.
IBMはコンピューターを取り扱っている大会社です。

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