トップ動 詞close, shut

close, shut「閉める」意味の違い、使い分け

closeshut の2つの動詞。
どちらも「閉める」という意味で、ほぼ同じように使うことができます。
ですが、そのニュアンスには違いがあって、語句の組み合わせによっては片方しか使えないケースがあります。

今回は、そのような部分における意味の違いと使い分けについて、よくわかるように整理してみました。


close : 単に閉める

close your eyes


 
close は「閉じる」の意味で最も一般的な語。
「開いているものを閉じる」という意味合いの表現です。

開いていない状態にすることに焦点が当てられていて、単に閉めるということを暗示します。shut に比べて、フォーマルで堅い感じのニュアンスを持っています。

close でなければならない例としては、次のようなものがあります。

This road is closed at 12 pm.
この道路は0時に封鎖されます。

この文のように、道路や空港といった公共関係の場所が「封鎖される」というようなケースの場合は close が使われます。

例文:
He closed his talk.
彼は話しを終えた。

She closed the door.
彼女はそのドアを閉めた。

You should close files when finished.
終了したら、ファイルを閉じる必要があります。

Calling this method will also close the project.
このメソッドを呼び出すと、プロジェクトも終了します。
 

 

shut : しっかり閉める

shut your mouth

shut の意味としては「~を閉める、~を閉じる、~を挟む」で、close とほぼ同義の語です。しかしこの shut は、閉じることに焦点が当てられており、閉じられた状態がとても堅くて簡単には開かれないというニュアンスを含んでいます。

何かを完全に閉じるということを意味し、他の何かが入ることを止めるという意味合いも含んでいるということ。口語で使われた場合は、close よりも強い意味を持っており、ときには言葉を発している人の感情の高ぶりをも意味合いとして含んだりもします。

shut しか使えない例としては、「shut+人+in ~」の構文があります。
この場合は「人を~に閉じ込める」という意味の文となるので、close は使えないことになります。

例文:
The boat was shut in the ice.
ボートは氷に閉じ込められた。

He shut himself up in his room.
彼は部屋に閉じこもった。

She shut her ears to my advice.
彼女は私の忠告に耳を貸さなかった。

Please don't forget to shut the door.
ドアを閉めるのを忘れないでください。

まとめ

簡単な例を上げてまとめると、
泥棒に入られないようしっかりとドアを閉めるのなら、「shut」を使って最後までしっかりと閉じるというニュアンスで話し、

家に帰ってきたときにドアを閉めるという程度ならば、「close」を使うのがマッチしています。なので、単に目をつむるというときも、「close」を使うのが良いということになります。

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