トップ形容詞clear, apparent, obvious

clear, apparent, obvious「明らかな」の使い分け

さて今回は「明らかな」という意味を持つ3つの類義語である
clear, apparent, obvious
の違いと使い分け方について学習しましょう。


① clear : 確信が持てる

「明らかな」の意味で最も一般的な語。

ある事柄についての理解に混乱や迷いのない状態で、自分の考えや理解が正しいという確信が持てる場合に使います。つまりものごとが明快・明瞭であることを表します。

なので、その考えを確証づけるものとなる、
・兆候 indication
・証拠 evidence
・識別 distinction
・理解 understanding
などを形容することが多いようです。

例文:
That is a clear breach of the rules.
それは明らかに反則だ。

I still don't have a clear understanding of why I'm here.
私は自分がどうしてここにいるのかまだよく理解していない。

She shook his head to clear it.
彼女はそれをはっきりさせるため彼の頭を揺さぶった。

 

② obvious : だれが見ても明白である

外見上明らかである状態を表し、誰が見ても明白であることを意味する語になります。(疑いの余地がない状態)

ですから、理解するのがとても簡単である対象
・理由    reason
・例     example
・選ばれた人 choice
・有利    advantage
・兆候    sign
などを形容することが多いです。

例文:
That she is ill is obvious.
彼女が病気だということは明らかだ。

My father took up golf at age fifty-five for no obvious reason.
私の父は、はっきりした理由もなく55歳でゴルフを始めた。

In that instant, it was obvious why they were watching.
その瞬間、彼らが何を見ていたか明らかだった。

③ apparent : 容易に認識できる

外見上明らかであることを意味する語ですが、clearobvious と比較すると、apparentlack(不足)との結び付きが強いようです。

名詞を修飾する形容詞としてはあまり使用しませんが、明らかな矛盾(contradictionparadox)や、明らかな理由(reason)を表わす場合には用いられたりもします。

例文:
Their plane crashed due to an apparent lack of fuel.
彼らの飛行機は、明らかに燃料不足で墜落した。

It's apparent that she is unwilling.
彼女の気が進まないのは明らかです。

I decided to work at a gas station for no apparent reason.
特にこれといった理由もなしに、わたしはガソリンスタンドで働くことを決心した。

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