英単語 正しい使い分けを勉強してすっきり英会話
日常生活の中でときどき使う「予約する」という意味の類義語、book と reserve.
どちらも「先に手配して確保しておく」という意味合いのある語ですが、何か違いはあるのでしょうか。
まったく同じ意味で同じ使い方ができるのであれば、2つも同じ単語がいらないようにも思います。やはり何か違いと使い分けがあるに違いありません。
今回はその部分について深く掘り下げて、正しく使い分けれるようによく確認しておきたいと思います。
book の意味としては「本の予約をする、予約する」ですが、名簿に記入するという意味があって、予約という事実がしっかりと記録されているというニュアンスあります。
これは、あるサービスを受けるための順番リストに、自分の名前を書いてもらうという行為であると理解しておいて、間違いはありません。そのようなイメージとなる言葉になります。
飛行機を予約するときや、タクシーの予約、あるいは会社で会議室を予約するようなときも、book を使うことになります。
例文:
I booked a room at this hotel.
私はこのホテルの部屋の予約をした。
He supposed that you would book seats.
彼があなた達は席を予約すると思い込んでいました。
I would like to book two round trip tickets to London.
私はロンドンへの往復航空券を手配したいのですが。
reserve は「~を取っておく、~を予約する、~を確保する」という意味ですが、「蓄えておく」という意味合いをもっており、ある場所をキープするという部分にこの語の意味合いがあります。
誰か他の人に使われることのないよう、先にその場所を確保しておくというニュアンスです。スペースや場所などに対して使われることの多い語になります。(部屋の予約やチケットの予約など)
単に reserve でも通じるのですが、目的語として予約するモノを言わなければなならないため、reservation(名詞)として、make a reservation というフレーズで使われることが多いです。
レストランや美容院、会議室や商談、あるいはセミナーの申し込みなど、事前に予約しておかないといけないようなケースに使える表現です。
例文:
I reserved three tickets on the plane.
私は飛行機のチケットを3枚予約した。
I’d like to make a reservation for tonight.
私は今夜の予約をしたい。
I would like to make a reservation at your restaurant from 6:30.
6時半からそちらのレストランを予約をしたいのですが。
日常会話で通常は、「予約をする」という意味において使い分ける必要はなく、相互に置き換えが可能で、その違いを必要以上に気にする必要はありません。
レストランやホテル、映画館などの多くの業種で予約する場合、
・サービス提供者に対して、サービス受ける権利の順番待ちリストに氏名を書いてもらう。
・自分達のための場所を確保してもらう。
という2つの側面がありますが、通常、この差はほとんどありません。
例えば、
① I booked a room at the Peninsula Hotel.
② I reserved a room at the Peninsula Hotel.
というケースでは、①と②のどちらも「ペニンシュラホテルの部屋を予約した。」という意味となり、まったく同じ。
意味の差がわずかに出る可能性のあるケースは、次のような場合。
① I reserved a limited express ticket for you.
⇒スペース・場所によっているので自分の座席があって座れる。
② I booked a limited express ticket for you.
⇒電車には乗れるが、自分の座席が確保されているとは限らない。
のように、文のニュアンスを理解される可能性があります。
接続詞/副 詞/動 詞/形容詞/名 詞/時 間/場 所/前置詞/その他
a:19289 t:1 y:0