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answer,reply,respond「答える」意味違い、使い分け

さて今回は「答える」の同意語である answer, reply, respond の意味の違いと使い方、使い分け方について勉強します。

ほとんどの人はこの語のニュアンスの違いをそれなりにわかっていると思いますが、改めて書くとなると少しだけ考えてしまう・・というレベルではないかと思います。

「やはりッ!」
となると思いますが、一応書き出してみます。

まずその意味を一言で表現してみますと、
answer = 答える
reply   = 返事する
respond= 反応する

というのが基本的な意味です。(英語としての基本的意味)
そしてこれをもう少し分かり易く書くと、
answer = 質問に答える返事をする
reply   = 返事する
respond= 反応して返事をする

というように、違いが出てくるわけですね。
名詞として使っても動詞として使っても、基本は同じとなります。

返答

① answer : 「返答」の意味の一般的な語

質問や呼びかけに対して口頭、あるいは文書によって「返事、返答をする」の意味です。

「答える」「返事をする」という意味では最も一般的な語です。

phone, call, door などと結びついて、単に言葉で返事をするだけでなく、「電話に出る」「ドアに出る」などの日常的な行為を意味します。

例文:
Just answer the query as best as you can.
できるだけ質問に答えてください。

Could somebody answer the phone ?
誰か電話に出ていただけますか。

 

② reply : answer よりあらたまった語

answer よりあらたまった語で、letter が特に手紙の「返事を書く」という意味で使われます。

普通、
answer が一般的な回答の意味で広く使われるのに対して、reply は質問や非難など、ある主張を伴う内容に対して回答することを表します。

従って、その質問や非難などの内容に答えるという形でこちらの主張をすることを表し、質問や非難に「応じる」という意味合いになります。

例文:
I try to reply to letters within a week.
1週間以内に手紙の返事を書くようにする。

The President replied to questions from the audience.
大統領は聴衆からの質問に答えた。

③ respond : 返答が期待されている場合の呼応

元来「反応する」という意味です。call, request, need, demand などと共に用いて、特に相手からの呼びかけや要求などに対して、返答することが期待されている場合に使われます。

最初の call は、文脈から緊急事態における電話の応対を指していることがわかりますから、answer の場合よりも返答に対する要求度は高いことになります。

3番目の例の treatment は「治療」の意味で、respond to treatment で「治療の効き目が現れる」(治療に好反応を示す)の意味で使われます。

例文:
Jim is responding to treatment really well.
ジムへの治療はとても効果が見られる。

Emergency workers must respond to calls immediately.
緊急事態の処理に従事する者は即座に電話に応対しなければならない。

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