英単語 正しい使い分けを勉強してすっきり英会話
「影響を与える」という意味の英語の動詞はいくつかあります。
impact, infect, involve, operate, sway, ....
これらの中でも特によく使われるのが、affect と influence.
それぞれよく目にする単語ですが、その違いがわかっているでしょうか。
意外にこの2つの動詞の違いを知って、きちんと使い分けをしている人
が少ないのです。やはりこういう違いは、自分で意識して確認しないと、
なかなかクリアにすることができないものです。
今の日本の英語環境の中では、学習本はものすごく多いのですが、こう
いった同意語や類義語の微妙な違いを解説している書籍は本当に少ない
です。
ということで、affect と influence の違いをまとめてみました。
その違いを一言で言うと、
affect は「直接的にその対象へ影響を及ぼす」イメージです。
一方、
influence は「間接的にその対象へ影響を及ぼす」という意味になります。
「直接」か、「間接」かですね。
また、affect とよく似た単語である effect がありますが、こちらは動詞
ではなくて、「効果、結果」という意味の名詞として使われることが多
いようです。effect(効果)+ 与える/及ぼす ⇒ affect となります。
例文:
薬を飲むことにより、体に直接的な影響(効果)を与えるようなケース
では、affect(直接的な影響)を使うことになります。
・This medicine will affect your blood pressure.
この薬は、あなたの血圧に影響を与えるだろう。
・It will affect our decision.
それは私達の判断に影響するでしょう。
affect に対して influence は、直接、指示や命令をして影響を与えるの
ではなく、間接的な影響により、自然に成長したり、発達したり、ある
いは人の行動や思考などに影響を及ぼしているというニュアンスです。
例文:
両親が子供を育て一緒に生活をする中で、子供の人格形成に影響を与え
るような場合は、influence (間接的な影響)を使います。
・Parents influence the personality development of the child.
両親は子供の人格形成に影響を与えます。
・Youth is susceptible to influence.
青年は感化を受けやすい。
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