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I hope, I wish「だといいね」意味の違い、使い分け

普段よく使っている希望や願望を表す表現には、次のようなものがあります。
I hope, I wish, I want, I'd like to

I hope, I wish は「~であったらいいね」という穏やかな「希望」を表す方の語で、
I want, I'd like to は「~したい」という欲求に近い「願望」を表している方の語と考えていました。

今回は、これらの語の意味の違いと使い分けについて整理してみました。
まずは、I hope と I wish の違いからです。

I wish

I hope : ~だといいね

よく知っている語と思いますが、「I hope + SV.」という形の文となって、「実現可能な願望を表わす」ときに使います。

「これからこうなったらいいですね」と、近い未来の予測可能なことに関して、希望を表す表現になります。さらっと軽く願いを伝えることができます。

例えば、
I hope you can come.(あなたが来られるといいね)
とした場合は、相手が来られる可能性がある状況の中で、来れたらいいですねという願望を表わしています。

例文:
・I hope you will like the gift.
 その贈り物を気に入ってもらえるといいね。

・I hope you will get well soon.
 体調が良くなるといいね。

・I hope you had a good vacation.
 いい休暇を過ごせてたらいいね。

・I hope the weather will be better tomorrow.
 明日天気がよくなるといいね。

 

I wish : ~だったらいいのにね

こちらは「I wish + SV.」という形の文となり、「実現不可能、または困難な願望」を表わすときに使います。

wish は文法上は「仮定法」と言われるもので、wish のあとに続く文は現在のことについて話す場合は過去形になり、過去のことついて話す場合は過去完了形となります。

例えば、
I wish I were a bird.(鳥になれたらなぁ!)という文は、よく例に使われるのですが、鳥になれることはありえないとわかった上で、「鳥になれたら」という「願望(=仮定法)」を語っているわけです。

I wish I had a lots of money.(お金が一杯あったらなぁ)
I wish I had a car.(車を持っていたらなぁ)

ところで、I wish は I hope と違ってあまり良く使わないのではないでしょうか?

ですが、「I wish I could ~, but(理由). 」のような形にして、優しく上手に断るためのとてもよい表現で、結構便利に使うことができます。

何かを誘われたときに、ストレートに「NO!」と言って気分を害してしまうのを避けるためには、この表現を使った方が間違いがないでしょう。

誘ってくれた人への感謝の気持ちや、「本当は行きたいんだけど、どうしても‥」というすまない気持ちを伝えることができる表現なので。

I wish I could (go), but I have a lots of work to finish today.

同僚に仕事のあと飲みに行こうかと誘われたけど、行きたいんだけど‥‥仕事が山積みで無理なんだよ‥と、ソフトに断る表現になります。

是非練習して、次につながるような、優しい断り方をマスターしておきたいものです。

例文:
・I wish you could come.
 あなたが来れたらいいのにね。

・I wish I had been there with you.
 あなたと一緒に行きたかったな。

・I wish I could stay here longer.
 もう少しここでゆっくりできたらいいのにな。

・I wish I could join you.
 私も参加できたらいいのにな。
 

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