英単語 正しい使い分けを勉強してすっきり英会話
トップ > 意味違いワンポイント > 代名詞 it と that の違いと使い分け
英語の会話の中で、返答するときに繰り返して表現するための代名詞には it と that がありますが、その2つの違いと使い分けで迷うことはないでしょうか?
今回は、そこのところを整理してみました。
実は長い間、明確な違いを意識せずに何となく使っていました。
日本語の場合、 it も that も同じ「それ」と訳してしまいますが、両者には明確な違いがあるのです。
そんなに大した問題ではないと思うかもしれませんが、このit と that を正しく使い分けることができるようになれば、あなたの英語レベルは一歩上級に近づいていくでしょう。
では、この it と that の違いは何なのでしょうか。
I bought a new bicycle yesterday.
私は昨日新しい自転車を買いました。
この文に対して、「とてもいいね!」という場合に、次の2つの言い方が考えられます。
1) It’s really nice!
2) That’s really nice!
同じように言っていると見えるこの2つの文ですが、実は「いいね!」と言っている対象が異なっているのです。
1) の it は、「a new bicycle」のことを指しています。
つまり、it は文脈における具体的な特定の何か(この場合は前文の a new bicycle のこと)を指して使われています。
そして、
2) の that は特定の何か、つまり a new bicycle を指しているのではなくて、文全体の「新しい自転車を買ったこと」を指しています。
そしてそのことに対して、「それはいいね!」と言っているのです。
■ it は、
文脈における具体的な何か特定のものについて、繰り返しを避けるために使われ、
■ that は、
文脈全体を指すために使われます。
接続詞/副 詞/動 詞/形容詞/名 詞/時 間/場 所/前置詞/その他
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