トップ名 詞crash, wreck

crash, wreck「事故」意味の違い、使い分け

「壊す」という意味の英単語はいろいろあります。
break, crush, crash, shatter, smash, crack ‥‥ など。
今回はその中の crash に関してで、「事故」という意味の同意語となる crashwreck の2つについて整理しました。

次に2つの例文を示しますが、それぞれの文においてニュアンスの違いが感じられるでしょうか?

I heard a crash in front of my house.
自宅の前で衝突事故の音を聞いた。

I saw a wreck in front of my house.
自宅の前で事故を見た。

どちらの語も、自動車などの事故を指す一般的な単語ですが、その持っているニュアンスは少し違います。正しく理解し、適切に使い分けれるようにしたいものです。


crash : 衝突事故

crash

crash の基本的な意味は、「大きな音を立てて粉々に壊す」という意味で、衝突音や、衝突、衝突事故、衝突による損壊を表します。そして、より事故の発生に焦点があてられている語です。

最近は、コンピューターのソフトが制御不能となったときに「クラッシュした」というように表現したりしますが、基本的に crash は、衝突に関するものだと考えてください。

例文:
Many people perished in the air crash.
その墜落事故で多数の人々が死亡した。

No one survived the plane crash.
飛行機事故で生き残った者はなかった。

The fence fell with a great crash.
壁は大きな音をたててガラガラと倒れた。

His wife crashed the plate against a wall.
彼の妻は、皿を壁にぶつけて粉々にした。

 

wreck : 物の損壊

wreck は一般的な「物体の損壊」を意味し、事故などの場合、crash と異なりその原因は衝突に限りません。また、ひどく破壊されたものやボロボロになったものなども表しますので、部屋などが荒れている状態や船や船の残骸などについても使用されます。

事故の損壊(結果)や荒れ果てた状態、残骸などによりスポットが当てられている単語になります。

例文:
His car was in a wreck.
彼の車は衝突事故にあった。

He was a wreck of his former self.
彼は昔の面影もない哀れな姿だった。

A passenger was rescued from the wreck.
一人の乗客が旅客機の残骸から救出された。

The divers found a wreck on the sea-bed.
ダイバー達は海底に難破船を見つけた。

使い分けの例:

①列車の衝突 (どちらもOK)
a train crash ふたつの列車の衝突を意味します。
a train wreck 列車の脱線などその他の原因による事故と理解。

飛行機の墜落 (wreckはNG)
an airplane crash 飛行機の墜落には必ず何らかの衝突が伴うのでOK
an airplane wreck wreck を使うと不自然。

③この部屋はめちゃくちゃです。(crashはNG)
This room is looks like a wreck.
→「ひどく散らかった部屋」という意味なので「wreck」を使います。
This room is looks like a crash. として「crash」を使うと意味不明に。

接続詞/副 詞/動 詞/形容詞/名 詞/時 間/場 所/前置詞/その他

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