トップ接続詞so, therefore

so, therefore「それで」意味の違い、使い分け

日常会話で良く使っている接続詞so」。
そして同じ意味を持っている類義語の「therefore」。

ほとんどの人は、会話の中で so をよく使っているのではないかと思いますが、一方で therefore は意味は同じだけど、どう使い分けたら良いのかと疑問に思ったことがあると思います。

今回はこの部分について、その違いと使い方、使い分け方について、整理してみました。

それで

① so : それで、なので、だから

sotherefore は、同じ意味を表す単語ですが、使う上ではいろいろなところで違いがあります。

意味は同じだと理解していいですが、その使い方の違いについては、良く理解しておく必要があります。

■品詞の違いによる制約:
まず一つは、「so」は接続詞であり、「therefore」は副詞であるということ。従って、「so」は二つの文をつなぐ機能がありますが、「therefore」は文と文をつなげることができません。

soso that ~(その結果~)という意味の、接続詞that が省略されたものと考えられ、文を切らずに続けることができます。

I crashed my car, so I had to fix it.

また、文を切って続けることもできます。

I crashed my car. So I had to fix it.

■使う場の違い:
so は日常会話などの話し言葉で使われ、二つの文を自然につなぎます。しかし、書き言葉ではあまり使わないほうが良いようです。

例文:

It was very cold, so I closed the window.
とても寒かったので、私は窓を閉めました。

I was very hungry, so I went to a ramen shop.
私はとてもお腹がすいていたので、ラーメンショップへ行きました。

 

② therefore : それ故に、従って

so の説明でも書いたように、thereforeso と同じ意味ですが、「何かから導き出された結論」という微妙なニュアンスがあります。

従って、フォーマルな単語であり、口語ではなく文語(ライティング)で使われる語になります。「〜の結果によって」という意味からの「だから、それ故に」と考える方が良いでしょう。

また、副詞という機能により使い方の上でいくつかの違いがあります。
一つは、二つの文を接続することができないことです。

前の文と次の文における意味の関係を示すだけの機能しかありません。
そのため、therefore を使って文を続ける場合は、一度文を切らなければなりません。

I crashed my car. Therefore, I had to fix it.

また、Therefore は副詞なので、あとの文のいろいろな場所に置くことができます。(so は文頭ですが)

I crashed my car. I had to fix it, therefore.
I crashed my car. I, therefore, had to fix it.

上の例文では、therefore は文の文法的な部分に関係していなくて、前の文との意味の関係だけを表しているので、コンマで囲んで使われています。

例文:
My daughter gave me a picture.
Therefore, it makes me feel good whenever I see this.
娘が写真をくれました。だから、これを見ると元気になれます。

I lost my note a few days ago.
Therefore, I am always searching for that.
2、3日前にノートを見失いました。だから、私はいつもそれを探しています。

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