トップ動 詞ring, clatter, rustle「鳴る」

ring, clatter, rustle「鳴る」意味の違い、使い分け

さて今回は動詞「鳴る」の同意語である ring, clatter, rustle について、その意味の違いや使い方/使い分けについて整理してみました。


ring : 鳴り響く

ベルの音などが「鳴って響き渡る」という意味。
主語によく来るものとしては、やはり何といっても bell(鐘)が多いです。

他には同じように鳴り響くものとして、電話(phone, telephone)、サイレン(siren)、銃砲(shot)、耳なり(ear)などがあり、これらの単語も結び付きやすいです。

例外として、「何かを思い出す」という意味で、ring a bell というイディオムがあるので、頭の片隅に入れておきましょう。

例文:
My ears are still ringing from the concert last night.
昨夜のコンサートの整理でまだ耳が鳴っている。

The church bell rang to [for] evening prayers.
夕べの祈りの時を告げる教会の鐘が鳴った。

Celebratory victory shots rang out in the air after the election.
選挙の後、勝利の祝砲が空に響き渡った。

 

clatter : 固いものがぶつかり合って音を立てる

多くの固いものが互いにぶつかりあって、大きな音を出す状態を意味します。「カチャカチャ」、「ガタガタ」などの音に近いです。

典型的なものとしては、金属類(knife)、足音や音のする特定の場所(footstep, boot, door)、動物/鳥(pigeon)などです。

例文:
The strong wind made the back porch door clatter.
強い風で売らの出入り口のドアがガタガタ鳴った。

She clattered away down the hall.
彼女は廊下をガタガタいわせて歩いて行った.

rustle : (紙、布、葉など)擦れ合って音を立てる

紙(paper)、布(skirt, cloth)、葉(leaf)などが擦れる音になります。そしてその音が続いている状態を示します。「カサカサ」「サワサワ」「サー」というように。

風の音(wind, breeze)などが主語に来ることが多く、その際にはたいてい木の枝や葉を揺らしているという点に注意です。

例文:
I love the sounds of leaves rustling in the autumn.
秋風で葉がカサカサ鳴る音が好きだ。

The gentle wind rustled in the reeds.
そよ風でアシがカサカサと鳴った.

Her skirt rustled in the wind.
彼女のスカートは風で絹ずれの音を立てていた。

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