トップ形容詞polite, courteous, civil

polite, courteous, civil「礼儀正しい」違い、使い分け

ネイティブの英会話講師が、この単語は polite(丁寧な、礼儀正しい)であるとか、rude(無作法な、粗暴な)であると説明していたのを思い出しますが、「礼儀正しい」の意味を持つ語がいくつかあります。

polite, courteous, civil の3つ。
今回はこれらの意味やニュアンスの違いと使い分けについて、整理してみました。


polite : 外面的に、礼儀正しい

polite

「丁寧な」とか「礼儀正しい」というような意味では 最も一般的な語 。
しかし、本心から心が優しく思いやりがあっての「礼儀正しい」とは少しだけニュアンスが異なり、どちらかというと外面的な礼儀正しさで、ときには社交辞令的な意味合いを匂わすような表現であるということ。

例文:
It pays to be polite.
礼儀正しくすると得である。

You must be polite to your elders.
目上の人には礼儀正しくしなければならない。

He always acts politely toward everybody.
彼は誰にでも常に礼儀正しく振る舞う。

 

courteous : 心から、礼儀正しい

courteous

polite と同じように「礼儀正しい」という意味を表す語ですが、そのニュアンスは少し異なっていて、積極的な意味で心からの深い「思いやり」や「丁寧さ」を表します。

例文:
She was very courteous to me.
彼女は私にとても親切でした.

He is a courteous and sincere person.
彼は手厚く誠実な人間だ。

Thank you for your courteous reply.
丁寧な回答をありがとうございます。

It is very courteous of you to call on me.
ご丁寧にお訪ねいただき、ありがとうございます。

civil : 不作法にならない程度、礼儀正しい

civil

polite よりもマイナスのイメージが強い語で、あまり好意的ではなくてよそよそしく、最低限の社交的儀礼を守り不作法にはならない程度の礼儀を果たすというニュアンスを含んでいます。

例文:
Try at least to be civil.
少なくても不作法にならないようにしなさい。

People aren't as civil as they used to be.
人々はかつてほど礼儀正しくない。

Even if he didn't like them he should have been civil.
たとえ彼らが好きでなかったとしても、彼は礼儀正しくあるべきだった。

Their relations were civil though not cordial.
彼らの間柄は親密とはいかなかったが、礼儀をわきまえたものだった.

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