トップ名 詞pleasure, joy

pleasure, joy「喜び」意味の違い、使い分け

今回は名詞の同意語で、「喜び」という意味をもつ pleasurejoy の2つについてです。

どちらの語もたまに耳にすることのある語ですが、まだ日本の中ではポピュラーな語とはなっていません。

同意語で同じ意味を表す言葉ですが、ニュアンスは若干異なっているため、その違いと使い分けについて整理してみました。


① pleasure : (一時的な) 喜び

pleasure

pleasure は「楽しみ、喜び」という意味で、一般的でフォーマルな語になります。少しだけという程度から、大きな喜びまでを含む広義な語ですが、どちらかというと一時的な喜びの感情を表すのに用いられます。

例文:
It's possible to find pleasure in doing your homework.
宿題を行なうことに楽しみを見つけることは可能です。

It’s my pleasure.
どういたしまして (嬉しいです)。
 

 

② joy : (長く続く大きな) 喜び

joy

joy は「喜び、うれしさ、嬉しいこと」を表す語で、pleasure と比べた場合、より強い喜びの感情を表し、普通は長く続く継続的な喜びを指します。

例文:
It's possible to find joy in helping others.
他人を助けることに喜びを見つけることはできる。

The success was a great joy to her.
その成功は彼女にとって大きな喜びだった。

③ 使い分けの例

「人生の単純な喜び」 という場合:
例えばおいしいものを食べることなどが人生の単純で些細な喜びですが、そのような場合は、一時的な喜びを示す pleasure を用いるのが一般的です。⇒ life's simple pleasures

「夕日を眺める喜び」 という場合:
次の2つの表現がありますが、どちらも同様の意味の慣用句としてよく使われます。
the joys of watching a sunset
the pleasures of watching a sunset

「穏やかな喜び」 という場合:
通常 joy を使う場合は、より強い喜びの感情を表現するので、「穏やかな喜び → mild joy」は不自然な表現になります。やはりここは、mild pleasure とするのが適当です。

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