トップ副 詞however, but

however, but「しかし」の意味違い、使い分け

日常会話で「しかし」という単語はよく出てきます。
同じ意味を表す同意語ですぐに出てくる英単語は howeverbut

よく考えてみると、どう使い分けるのでしょうか。
どちらもあちこちで結構出てくるように思うのですが・・。

と、いうことで今回は however, but の違いを整理してみました。

その意味は

 まずはその意味を辞書で調べてみました。

 ・however けれども、しかしながら 【副 詞
 ・but    しかし、ただし     【接続詞

 今回の「しかし」という意味で見てみると、however は副詞、but は
 接続詞となっています。

ニュアンスは

 意味の訳文では、大きな違いがあるように思えません。
 ですがニュアンスには少し違いがあるようです。

 ・however しかしながら  固い ニュアンス
 ・but    でも      柔らかい ニュアンス

 

使う場所は

 さらに次は「口語/文語」の関係ではどうかを確認。

 ・however 文語(文書)
 ・but    口語(会話)

 通常、会話では but を使い、however文書で使います。

 特にビジネス文書や論文などで、その文頭に「しかしながら」の意味を
 表す単語を使う場合、however を使うのが良いということ。
 「However, ~」と文章が続きます。

 このような文書の文頭には andbut は使いません。
 もちろん文中に使用するのはOKですが。

 ・however 文中と文頭
 ・but    文中のみ

 また、親しい人とのメールのやり取りなどでは but を文頭に使用する
 のもOKです。

 取引先へのメール含む文書で、文頭に使う場合は、However, を使う
 べきでしょう。

会話で however が出てくる場合

 くだけた感じではなく、とてもかしこまった堅い話をしているときや、
 話している人が丁寧過ぎるというか多少慇懃無礼な雰囲気で、緊張感
 のあるような会話をするときに出てくるケースが多いです。

 理詰めで話しているような感じとなり、あまり望ましい会話とは言え
 ないので、使うのは避けた方が良いと思います。

 ビジネスで使う場合:

 親しい間柄や同僚に対しては but で、取引先やお客様には however
 というように使い分けするのが一般的です。

 日常会話では圧倒的に but の方が使用頻度が高いですね!

【例文】
 ・He is not a president but a prime minister.
  彼は大統領ではなくて、総理大臣です。

 ・However, it is too expensive.
  しかしながら、それは高すぎる。

 ・However, she did not give up.
  しかし、彼女はあきらめませんでした。

 ・Please call me however you like.
  どうぞわたしを好きに呼んで下さい。

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