トップ形容詞crazy, absorbed, addicted

crazy,absorbed,addicted「夢中な」違い、使い分け

「~にはまっている」という英語表現はいろいろありますが、今回はその中でよく使われる3つの「夢中な」を表す類義表現について、まとめてみました。

crazy, absorbed, addicted ですが、それぞれの意味やニュアンスがかなり違うので、正しく理解して使い分けたいものです。


crazy (about ~) : ~に熱狂している

crazy

be crazy about ~ のように表現され、「~に夢中になっている、~に熱中している、~に熱を上げている」という意味で使われる口語表現。

基本的に「狂っている」という意味合いの crazy と、「周りをぐるぐる」という about の語感より、「狂おしいほど興奮して落ち着かない」というニュアンスが出ている語です。

趣味などへの没頭だけではなく、あこがれの人に恋い焦がれて夢中という状況を表現する文脈ではよく用いられます。

例文:
Lisa is crazy about skiing now.
リサは今、スキーにはまっています。

Jimmy is crazy about a blond with all the curves.
ジミーはナイスバディーのブロンド女性にぞっこんだ。

Ken is so crazy about her that he can't concentrate on his work.
ケンは彼女に夢中になっていて仕事に集中できない。

 

absorbed (in~) : ~に没頭して

absorbed

「すっかり心を奪われた、夢中の、はまった」という意味合いの語。

be absorbed in として使い、「取り込む」という in の語感によって、「どっぷり浸かる、のめり込む、没入している」というニュアンスを表現します。

例文:
She was deeply absorbed in the detective story.
彼女はその推理小説にすっかり夢中になっていた。

We were absorbed in the film when the phone rang.
電話が鳴ったとき、私たちは映画に夢中になっていた。

He was so absorbed in the game that he forgot everything else.
彼はゲームに夢中になり過ぎて他のことをすべて忘れてしまった。

addicted (to~) : ~中毒になっている

addicted

動詞に基づく形容詞で、「夢中になっている」「中毒である」「どっぷりハマっている」という意味合いの語になります。

addict は「依存症」に近いニュアンスを強く含んでいて、「やめようと思ってもなかなかやめられない」というような依存状態が表現でき、I’m addicted to ~ とした場合は、

to の「向かって着く」という語感より、「くっ付いて離れない、もう元には戻れない」といったニュアンスが出てきます。

例文:
He was addicted to cocaine.
彼はコカイン中毒でした。

As a teenager, I was addicted to chocolate.
私はティーンエージャーの頃、チョコレート中毒だった。

Many young mothers are addicted to gambling these days.
最近、ギャンブルに病みつきになっている若い母親が増えている。

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