トップ名 詞copy, replica

copy, replica「複製」意味の違い、使い分け

コピーという単語はすでに日本で定着して、毎日のように使われていますが、英語には他にも「複製」という意味をもつ同意語があります。たまに美術品などの分野で耳にすることもありますが、それはレプリカという単語。

今日は、このcopyreplicaの2つの語について、意味の違いと使い分けについて、まとめてみました。


① copy : (一般的な) 複製

copy

一般的に使われる単語で、それが精密であってもそうでなくても、あるいは質が良くても悪くても使うことができますが、copyには安いまがい物といった響きがあります。複製が違法に、または道徳に反して作られるような場合によく使われます。

例文:
The art dealer sold me a cheap copy.
美術商か私に安価な複製を売った。

Please do not copy content without permission from us.
当社の許可なく複製等をすることはおやめください。

 

② replica : (質の良い) 複製

replica

原作者によって作られることが多く、原作者以外の人間が作る場合でも他の誰かをだますような目的のものではありません。ですから、通常replicaといえば、質の良いものを指しています。

例文:
The art dealer sold me a beautiful replica.
美術商が私に美しい複製を売った。

We will reduce administration costs by simplifying replica usage.
私たちはレプリカの使用が容易になることで管理コストを削減します。

③ 使い分けの例 :

「極めて貴重な複製品」
× a priceless copy
◎ a priceless replica
貴重なものを表すのにcopyという語は、適切な言葉ではない。

「完璧な複製品」
○ a perfect copy
◎ a perfect replica
どちらの表現も使用できるが、質の良いものであることが推測
されるので、replicaのほうがより自然な表現となる。

「不法コピー
◎ an illegal copy
× an illegal replica
illegalとreplicaは相容れない語なので、
an illegal replicaという表現はあり得ない。

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