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common,widespread,ubiquitous,rife,prevalent「ありふれた」意味の違い、使い分け

今回は形容詞の同意語についてです。「ありふれた」という意味をもつ、次の5つの語。
common, widespread, ubiquitous, rife, prevalent
意味やニュアンスの違いと使い分けについて、まとめました。


① common : ありふれた

common life

一般に多く存在する状態を指し、「ありふれた|という意味で最もよく使われる形容詞。「常識」 のことを「common sense(共通の見識)」と言うのを、聞かれたことがあるかも知れません。

common と一緒によく使われるのが among。
common among ~」 で「~の間でありふれた」という意味となる。

また、慣用句として、
It is common forto ‥」
という文型で、
「‥することは、~の間ではよくあることだ」
という表現で、使われることがあります。

例文:
It is the common mistake that new staffs make.
それは新しい従業員がよくおかす間違いです。

iPad is common among apple users.
アップルファンの中でiPadはありふれている。

It is common for programmers to work until midnight.
夜中まで働くことはプログラマ-にはよくあることだ。

 

② widespread : 拡がった (拡散した)

widespread

widespread は「wide=広い」と「spread=拡がる」という意味を併せ持ち、「広範囲に拡がった」という意味になった。地理的な範囲に使われるもので、common と並んでよく使われます。

また、widespread は「広範囲に拡がった」という意味をもっているため、自然災害などに対してよく使われている。

例文:
This year's pollen is widespread in Tokyo.
今年の花粉は東京中に拡散しています。

The earthquake caused widespread damage on northeast of Japan.
その地震は日本の東北に広範囲に渡る被害を与えた。

③ ubiquitous : いたるところにある

ubiquitous

「様々な場所に多くある」 という状態を指している言葉。
ubiquitous の「ubique-」は古いラテン語で、「everywhere」の意味がある。
そこから「どこにでもある」という意味となった。

例文:
Smart phones became ubiquitous.
スマートフォンはどこでも見られるようになりました。

Yet in reality, human trafficking is a ubiquitous concern.
しかし現実には、人身売買はいたるところにある問題である。
 

 

④ rife : はびこった

rife

他の類語とは違って、ネガティブなものに対して使われる表現で、特に病気や疫病、犯罪や問題などに対してよく使われる。

例文:
The government is rife with corruption.
政府には汚職がはびこっています。

Malnutrition and illness are rife there.
そこには栄養失調と病気がはびこっている。

⑤ prevalent : 普及している

prevalent

prevalent は世間に溢れていることを指し、ある特定の時間、場所、人などの間で普及しているという意味がある。そのため、他の言葉に比べて限定的な使われ方をします。

例文:
The belief that men are better than women is still prevalent in some countries.
男尊女卑思想はいまだにいくらかの国では存在します。

A key advantage is our lifestyle, where farming and fishing are prevalent.
鍵となる利点は、農業や漁業が普及している私達の生活様式です。
 
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