トップ副 詞at last, finally, after all

at last, finally, after all「とうとう」の使い分け

「ついに」「とうとう」という意味の同意語には、at last finally がありますが、その使い分けを正しく説明できるでしょうか。

改めてどっちがどう・・と聞かれると、少し迷ってしまいという人も多いのではないかと思い、英語ではどうなるのかをあらためて整理してみました。

「とうとう、彼女ができました」
「ついに彼女はわたしのもとから去っていきました・・」

あなたは、どちらも正しく言えるでしょうか?
        ・
        ・
「わたしにはそんな言葉は必要ないよ!」
「だって彼女はいつも横にいて離れないんだから!」
        ・
        ・
お見それしました!!


① at last : とうとう、やっと

長い間、努力や我慢を重ねて、ようやく何かが起ったり達成できたりしたときに用いる表現です。この表現は良いことが起ったときに使うもので、嬉しいと感じているニュアンスを含んでいます。

従って「とうとう~でなかった」というような否定文では使えません。
否定形で言う必要がある場合は、after all を使いましょう。

文頭か文尾に置きますが、どちらかというと文頭が多いように思います。

例文:
At last I feel myself again.
やっと人心地がついた。

At last, we are both satisfied.
やっとお互いに満足できました。

At last my turn has come.
ついに自分の番が来た。

 

② finally : ついに、最終的に

at last は良いことの場合にだけ使いますが、finally は良いことにも良くないことでも使うことができます。

つまり at last と同じように「長い間待ってようやく~」という意味があるのですが、良くないこと(歓迎できないこと)が最終的に起こるようなケースでも使うことができるということです。

at last はうれしいという前向きなニュアンスですが、finally は、どちらかと言えば淡々と事実を述べるような感じになります。置かれる位置は、通常、文頭か動詞の前になります。

例文:
Finally she died of the disease.
とうとう彼女はその病気で亡くなった。

Finally, she lost her temper.
ついに彼女は切れてしまった。

Finally, I finished a painting.
やっと絵を描き終えた。

③ after all : 結局、とうとう

いろいろやったその結果、予想していたことに対して
「とうとう~」「結局のところ~」「やはり~」「所詮~」
というような意味になります。

良い結果のものと悪い結果ものの双方で使われます。

例文:
So you have come after all.
それで結局は、来たんですね。

After all she did not come.
とうとう彼女は来なかった。

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