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agriculture, farming「農業」意味の違い、使い分け

趣味の一つが家庭菜園なので、オンライン英会話のフリートークで、よく「農業」という単語を使います。

しかし、普段耳にするものに2つの同意語 agriculture, farming があるため、正しく使えるよう意味やニュアンスの違い、使い分けについて整理してみました。


① agriculture : (農産業全体を指して) 農業

agriculture

たいていは、農産業全体を指して使われる言葉。
また、学問的に農業と言う場合にも agriculture が使われます。
よりフォーマルな単語で、日常会話では頻繁に使われることはありません。

例文:
He wrote a paper on modern agriculture in Japan.
彼は日本の近代農業についてレポートを書いた。

The young leaders are still seeking ways to develop agriculture.
若いリーダー達は、まだ農業を発展させる方法を模索している。

 

② farming : (特定分野を指して) 農業

farming

果物栽培、穀物栽培、牧羊など、農産業の特定分野を指す。
また、小規模な家族経営の農場などを指して使うこともある。
口語的な表現で、日常会話ではよく使われる。

例文:
This land is unfit for farming.
この土地は農業には適さない。

We are going to talk about the farming club today.
私たちは今日、農業クラブについて話します。

③ 使い分けの例

「野菜栽培」
特定の農作物の栽培を指すので、vegetable farming とするのが適切。
vegetable agriculture とするのは不適切。

「古代農業」
古代農業と表現する場合は、通常規模の小さなものなので、farming をよく使う。
ancient farming とするのが適切。

「農業を研究すること」
農業を学問的に扱う場合、通常は agriculture のほうを用いる。
従って、to study agriculture とするのが適切。
 
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