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第25話:英語では水もお湯も「ウォーター」

日本は名水の国と言われています。

美しい山河が作り出す水には清涼感があって、そのおいしい水のもとに茶道が発達し、芸術の域にまで昇華されていったのだと言われています。

そんなことが関係しているのかどうかわかりませんが、英語で「水」を意味する単語である water から真っ先に想像するのは、まさに冷たくておいしい飲み水というイメージではないでしょうか。

しかし、文化の異なる英語圏の人々にとっては、water は冷たい水というイメージではないようです。

日本と違って合理的に、「水素と酸素の化合物である液体」というとらえ方をするようなのです。

その結果と思いますが、水には温度差を求めないようなのです。

 

日本人が「水」と「お湯」を、別の単語として明確に区別しているのに対して、英語ではお湯は hot water(熱い水)として表現し、あくまで水の一種に過ぎないことを表しています。

熱湯ならば「沸騰している水」なので、boiling water と表現します。

「水」はどうなっても「水」であり、熱くても冷たくても「水=water」なのです。

国によってものごとの捉え方が違っていて、その考え方が国の言語にも明確に反映されているんですね。面白いものです。

他国の言語を学習するものとしては、その考え方の違いをよく知っておくことも、一方では必要ではないかと思います。

日本では、レストランなどに入った場合には、すぐに店の人が水を持って来てくれますが、外国ではそうは行きません。

水が欲しかったなら
May I have some water, please ?
と言って頼まなければいけません。

文化の違いというは本当に面白いものですね!

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