トップ英単語小話「ナイーブ」と「naive」の違い

第2話:「ナイーブ」と「naive」の違い

「ナイーブ」という言葉は、もうすっかり日本語として定着したような感じがします。

日本人といしてその言葉を聞くと、その響きからは「どこか繊細で、感受性が豊かな人」というイメージが広がり、芸術的な感性に優れた人を表すのにぴったりな言葉だと、感じさせられてしまいます。

実は naive という英単語は、フランス語から来た言葉であることが関係しているのかもしれません。

その結果、「ナイーブ」という言葉は、「純真な心を持つ人に特有の、良い意味で使われる」と思いがちです。

 
しかし、英語表現の中では、「naive」は決して良いイメージの言葉ではありません。

「単純な」とか「世間知らずの」、「流されやすい」というような、ネガティブで批判的なイメージを表そうとするときに「naive」が用いられるようです。

従って、欧米人の友人を褒めようと思って、

Everybody says you are naive.

と話しかけると、「みんな君は世間知らずだと言っているよ」という意味となり、むっとした顔で、

Why do they say that?
なぜ彼らはそう言うんだ?

と、詰問されることになるかも知れません。

日本語の「ナイーブ」と英語の「naive」は、このように大きく意味が異なるのです。

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